CROとは? Webマーケティングで重要なコンバージョン率を高めよう

Sprocket編集部

マーケティングの専門家でなくても、CROを実施しWebサイトを改善することは可能です。まずはCROのポイントを理解し、実際にCRO施策を実施、CVRを最適化してWebサイトの利益を最大化してみませんか?

コンバージョン改善の基本知識をご存知ですか?すぐに役立つコンバージョンとする指標の定め方や改善施策の考え方をまとめた資料をご用意しました。

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CRO(コンバージョン率最適化)とは?

CROとは「Conversion Rate Optimization」の頭文字を取った略称です。日本語では「コンバージョン率最適化」と訳されることが多いでしょう。CROは一般的にはWebサイトのコンバージョン率(CVR)を高めることを目的としたマーケティング施策のことを意味します。

具体的なCROの進め方を紹介すると、ユーザーの行動心理を検証して仮説を立て、仮説に沿ったCRO施策を実行、施策実施後にユーザーの実際の行動検証を行い、次なるCRO施策を打ち出してPDCAサイクルを回し、コンバージョン率を最適化していくのが一般的です。

コンバージョン率(CVR)とは?

CROの実施にはコンバージョン率の理解が必須になるため、以下でコンバージョン率についても簡単に触れておきましょう。 コンバージョン率(CVR)とは「Conversion Rate」の略で、Webサイトを訪問したユーザーのうちコンバージョンまで至ったユーザーの割合を示した数値です。CVRについては下記記事で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。

コンバージョンとする指標の定め方、コンバージョン最適化のポイントをまとめた資料を公開中です。そちらもぜひご参照ください。

コンバージョン率改善の基本

CRO施策の具体的な事例

実際に多くの企業で実践されているCRO施策の代表的な事例を紹介します。紹介する事例の中には今すぐCRO施策としてできるものもあるかもしれません。よろしければ参考にしてください。

CRO施策例1:Webページの読み込み速度を早くする

Webページの読み込み速度が速いほどユーザーはページに留まる傾向にあります。もし、Webページの読み込み速度が遅ければ、一部のユーザーは「遅い」「待ちきれない」と感じ、Webサイトから離脱してしまうかもしれません。think with Googleで紹介された2018年の調査データによると、モバイルページの表示時間が1秒から3秒になると直帰率が32%増え、1秒から5秒では直帰率が90%になると出ています。

データ参照元:think with Google

ページ表示速度はコンテンツの検索順位が決まる重要な要素の1つになっており、ページ表示速度がSEOに影響することをGoogleは公表しています。

参照元:Google 検索セントラル ブログ

自社サイトのWEBサイトの速度が知りたい方は、以下URLで速度を測定しましょう。

リンク:PageSpeed Insights

Webページの読み込み速度の主な向上方法

Webページの読み込みを早くする方法は、主に2つの方法があります。

・画像を圧縮してサイズを小さくする

・CSS・JavaScriptファイルを軽量化する

それぞれについて簡単に解説しましょう。

画像を圧縮してサイズを小さくする

Webページの読み込み速度に大きく関係するのが画像のサイズです。画像サイズを圧縮しないまま大量の画像を掲載すると、Webページの表示速度が遅くなります。画像を圧縮するだけで読み込み速度がかなり改善されるので、まだ画像サイズの圧縮に取り組んでいない場合は試してみてください。

画像サイズの圧縮は無料の画像サイズ変更ツールもありますし、WordPressを利用しているWebサイトなら画像をライブラリにアップロードする時点で自動でリサイズしてくれるプラグインもあります。WordPressのプラグインにはGoogleが推奨する最新の画像フォーマットのWebP(ウェッピー)に自動変換してくれるものもあります。

CSS・JavaScriptファイルを軽量化する Webページのソースに書かれたCSSやJavaScriptのコードを整理するとファイルが軽量化されます。余分なスペースや改行など、サイトにとって不要なコードを整理することでもWebページの読み込み速度は改善されます。

CRO施策例2:エントリーフォームを最適化する(EFO)

ユーザーからの資料請求や問い合わせを受け付けるエントリーフォームはCRO施策に欠かせません。ユーザーにとって使いやすいエントリーフォームに改善するのは、コンバージョン率向上施策の定番となっています。エントリーフォームの入力にかかるユーザーのストレスをできるだけ軽減できるように改善しましょう。

また、EFOツール(入力フォーム最適化ツール)を上手に活用するという手もあります。入力アシストや住所の自動入力など便利な機能が搭載されているツールもあるので、必要に応じて活用しましょう。

CRO施策例3:CTAボタンを変更する

CTAとは「Call To Action」の略であり、日本語では「行動喚起」と訳されることが多いでしょう。Web上でユーザーに何かしらの行動を喚起するためのCTAボタンを最適化すればCVR向上に繋がります。 CTAボタンは、「購入する」や「資料を請求する」「問い合わせる」といったボタンによく使われており、CVに直結するものが多いでしょう。

CTAボタンの変更でよくある事例はユーザーのアクションを喚起しやすいボタンカラーの変更ですが、ボタンカラーの変更で必ずしもCVRが向上するわけではないので注意してください。その他、CTAボタンサイズやボタン内のテキスト変更、ページ内での設置位置など、Webサイトにとってもっとも効果的なCTAボタンの導入方法を試してみましょう。

CRO施策例4:導線を見直す

「動線」とは、Webサイトを訪問したユーザーが通った経路を指します。例えば、Google検索からの流入→商品一覧ページ→商品詳細ページ→購入ボタンを押す、などのユーザーの行動経路が動線になります。「購入する」がコンバージョンであった場合、上記の例は「理想的な動線である」といえます。

これに対して「導線」とは、Webサイト運営側がユーザーをコンバージョンに導くために想定した経路のことです。ユーザーを上手に誘導するにはWebデザインやWebページに掲載するテキストなどに工夫を凝らす必要がありますが、ユーザーの「動線」を「導線」どおりにできれば、コンバージョン率改善に繋がります。

CRO施策例5:ランディングページを最適化する(LPO)

LPOとは、ランディングページ(LP)を最適化(Optimization)することです。LPOの対象になるのはWeb広告から飛んできたユーザーが最初に目にするページになることが多いでしょう。ユーザーの行動心理を分析し、読みやすいデザインや魅力的なキャッチフレーズを心がけることで、CVRを改善できます。

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CRO施策でのユーザーの行動分析方法

CRO施策の実施にはユーザーの行動を分析する必要があります。行動分析に役立つ手法を2つ紹介するので参考にしてください。

ヒートマップ分析

ヒートマップとは、Webサイトを訪れたユーザーの行動や滞在時間を色や数値で可視化し、ユーザーの動きをひと目で分かるようにするツールのことです。ヒートマップは、特定のWebページを分析でき、Webサイトの顔であるトップページはもちろん、ランディングページや下層ページなど様々なページに設置して最大限に活用していきましょう。 

ABテスト

ABテストとは、ランディングページやWebサイト内のコンテンツ、Web広告などで行われるCTR(ボタンやバナーなどのクリック率)やCVR(コンバージョン率)を向上させるためのWebマーケティング手法です。Webサイト内や広告に表示されるテキスト、画像、ポップアップの内容などに2種類以上のパターンを用意し、どちらがより高い効果が出るのかを測定します。

CROで収益を最大化しよう

Webサイト内でのCRO施策にお悩みでしたら、一度、Sprocketにご相談してみませんか? SprocketのWeb接客ツールは300社以上の導入実績があり、50,000回を超えるABテストを実施。豊富なCVR改善ノウハウを持っています。

また、150パターン以上の業界別成功シナリオをご用意しており、導入後すぐに成果を挙げるお手伝いが可能です。ぼんやりした悩みでも結構ですので、お気軽にご相談ください。

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