訪問者のコンバージョン率を上げるべく施策に取り組むことをコンバージョン率最適化、またはCRO(Conversion Rate Optimization)といいます。この資料では、コンバージョン率を上げていくために必要な前提知識や考え方を解説します。
CVR(コンバージョン率)を改善する5つの方法とは?CVR低下の原因やWeb接客の改善事例を紹介
コンバージョン率(CVR)はデジタルマーケティングの指標のひとつです。CVRを改善できれば、Webサイトの成果や売上に直結します。ここでは、CVRの具体的な改善方法を見てきましょう。
コンバージョン改善の基本知識をご存知ですか?すぐに役立つコンバージョンとする指標の定め方や改善施策の考え方をまとめた資料をご用意しました。
CVR(コンバージョン率)改善はWebサイトの重要施策
CVRは、Webサイトの成果に直結する重要な指標です。多くのWebサイト担当者は、継続的にCVRを高める施策に取り組んでいるはずです。CVRの改善は売り上げやリード獲得などのビジネス的な成果に直結します。CVR改善はすぐに効果が現れるものではありませんが、仮説と検証をくり返しながら改善を着実に積み上げていくことで、Webサイトの長期的な成果向上につながります。
CVRの計算式や目標値について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参照してください。
CVRが低い5つの要因
CVRが低いと、売り上げや資料申し込みなどの成果につながりません。「訪問はしたが、コンバージョンせずに離脱する」ユーザーは、もともとコンバージョンする意欲がない場合を除けば、何かしらのフリクション(引っかかり)を感じています。CVRが目標値よりも低い場合、以下のような問題点がないかをチェックします。
CTAが適切に設定されていない
ユーザーのアクションを喚起させるCTA(Call To Action)の不備は、CVRが低くなる要因です。例えば「資料請求」のボタンの位置がわかりにくいところにあったり、そもそもページ内に設置されてなかったりすれば、当然CVRは上がりません。
入力項目が多くて離脱してしまう
会員登録や資料請求などで「ユーザーの情報をできるだけ得たい」という思いから、入力項目を多くしてしまうことがあります。あまり入力項目が多いとユーザーのモチベーションが下がってしまい、途中で面倒になって止めてしまうこともあります。
出稿先のサイトやターゲットが適切でない
広告を運用して多くのユーザーを集めても、商品やサービスにそもそも興味がないユーザーの場合はコンバージョンは望めず、一方で母数も増えることでCVRが大きく下がってしまいます。
極端な例を挙げると、20代女性向けの商品なのに、40代の男性がメイン読者の媒体に出稿しても意味がありません。リスティング広告であればキーワードを、ディスプレイ広告であればプレースメントを見直し、最適なターゲットに広告が届いているかを確認しましょう。
ターゲットのニーズにマッチしていない
最適なターゲットが選ばれていたとしても、そのターゲットのニーズを提供できなければ、コンバージョンには至りません。特に問題となりやすいのは、表示する広告の文面とサイトの情報の不一致です。広告にはあたかもユーザーにメリットがあるように記載されていても、実際にサイトを訪れてユーザーが期待している情報と異なれば、ターゲットのニーズにマッチしないため離脱してしまいます。
ファーストビューに問題がある
前項からの続きになりますが、ランディングページがターゲットのニーズにマッチしていても、ファーストビューでユーザーに「違う」と思われてしまう場合もあります。
広告であれば、どの広告テキストを見て訪れたのか。検索であれば、どのような検索ニーズでそのページに訪れたのか。ランディングページの上部であるファーストビューで、ニーズを満たせるページである印象を与えることが大切です。
コンバージョンとする指標の定め方、コンバージョン最適化のポイントをまとめた資料を公開中です。そちらもぜひご参照ください。
CVRを改善する5つの方法
目標のCVRをクリアするためには、改善が必要です。ここでは、CVRを改善する5つの方法をご紹介しましょう。
コンバージョンの定義や設定を見直す
まずは、そもそものコンバージョンの定義やCVRの計算方法を見直すことです。前述したように、CVRに使う計算式は同じですが、分母にどの数字が来るかによってCVRは大きく変動します。目標としているCVRがどのような定義になっているのかは意外と見落とされがちなポイントですので、確認して関係者間で認識を合わせておきしましょう。
コンテンツの内容やCTAを見直す
CTAは、ユーザーの行動を喚起する重要なパーツです。適切な位置や数を見直しましょう。おすすめの位置としては、コンテンツの「最上部」と「最下部」、ボリュームが多く途中で離脱してしまう人が多いページなら、離脱しそうなタイミングにもCTAを設置しておきましょう。ヒートマップツールを使えば、ユーザーがどの位置で離脱しているかの参考になります。2カラム以上あるなら、閲覧をじゃましないサイドバーもおすすめです。
位置だけでなく、CTAパーツのデザインやカラー、文言についても、わかりづらいなどの問題がないか見直しましょう。
ランディングページを見直す
広告から流入させるランディングページ(LP)の見直しも、CVRを改善する際には重要な要素です。CVRが低い要因でも挙げたように、広告を見たユーザーが期待するコンテンツがランディングページで提供できているのか、それとも乖離しているのかを見直しましょう。
ランディングページが正しいのであれば、逆に広告テキストを修正する必要があるかもしれません。特にファーストビューは、ニーズに合った情報を提供できているかを慎重に見直すべきです。
サイト構造を見直す
ランディングページだけでなく、Webサイトの構造もCVRアップのためには改善したい要素です。ユーザーが知りたい情報を得るための導線ができているのか、ナビゲーションはわかりやすいかなど、さまざまな改善ポイントがあります。
ほかにも、リンク切れなどのエラーやサイトの表示スピードなどもユーザーの離脱の原因になり得ます。ECサイトの場合、送料や配送の情報が不足していて「カゴ落ち」するケースも少なくありません。
カゴ落ちについては、以下の記事で詳しく解説しています。
セグメントを見直す
広告の場合、そもそも想定しているターゲットに広告が出稿できていない可能性があります。セグメントを厳しく絞り込み過ぎるとユーザーがいなくなってしまいますが、無関係のユーザーに広告を出しても意味はありません。
CVRを改善するポイントは、ユーザーのニーズとサイトで提供する情報の文脈をマッチさせることです。どちらかだけではなく、両方を最適化することでCVRの改善につながります。
CVR改善にはWeb接客も有効
CVRを改善する方法のひとつとして、Web接客という仕組みを利用する方法もあります。Web接客には、ポップアップ型とチャットボットがあり、SprocketではCVRを改善するポップアップ型のWeb接客を提供しています。ここではSprocketの実例から、CVR改善にWeb接客が有効な事例をご紹介しましょう。
Web接客ならサイト改修が必要ない
CVRの改善案には、サイトを改修するテクニックがありました。しかしECプラットフォームを利用している場合など、サイトの改修が大変な場合もあるでしょう。Web接客を使えば、サイトを改修することなく改善が可能です。Sprocketは300社以上の導入実績があり、業界ごとのCVR改善ノウハウを豊富に蓄積しています。
仮説の検証が可能
Web接客を導入する場合、「どのタイミングで声かけをしたら効果があるのか」のノウハウが必要です。Sprocketは、実施した施策でユーザーの行動にどのような差が出たのかをA/Bテストで検証可能です。また「CVRを上げたいが、今低い原因がわからない」という状況でも、担当コンサルタントが仮説の立案から検証まで行いますので、安心して導入いただけます。
SprocketのWeb接客を利用したCVR改善事例
女性向けのランジェリーの企画・製造・販売を行うインティメイツ株式会社様の事例では、まず「ユーザーがどのような情報を得た後にサイト内の行動喚起がされるのか」を分析しました。そして、Web接客でチュートリアルコンテンツに誘導する施策を導入した結果、施策を行わなかった場合と比較してCVRが10倍にアップしました。詳細は以下の記事をご参照ください。
Sprocketでは、消費者1,000人を対象としたアンケート調査の結果から、Webサイトの顧客体験を向上するオンライン接客についてまとめた資料を公開しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。
CVRの改善ならSprocketにご相談ください
CVRが低い原因はさまざまです。しかし一番重要なのは、ユーザーの目的とマッチした情報を、ストレスなく提供できているかどうかです。
SprocketのWeb接客なら、大がかりなサイト改修を行うことなく仮説と検証のサイクルを回すことが可能です。もちろん、CVRが低い理由を仮説から検証までお手伝いしますので、CVRの改善に課題を感じられている方はお気軽にお問い合わせください。
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