CPCとは? 計算式やCPMとの違い、費用対効果を上げるポイントと注意点を解説

Sprocket編集部

CPC

CPC(Cost Per Click)はWeb広告のクリック単価あるいは課金方式をさします。CPCを算出する方法や、CPMとの違い、リスティング広告などの費用対効果を高めるポイントや注意点を詳しく解説します。

CPC(Cost Per Click)とは?

CPC(Cost Per Click)とは、Web広告のクリック単価を意味します。Web広告は、Webサイトやメールなどに掲載される広告のことで、Web広告が1回クリックされるごとに発生する費用をCPCと呼びます。

Web広告にもいくつか種類はありますが、クリックされることで広告料金が発生するものを「クリック保証型広告」、「クリック課金型広告」などと言います。クリック課金型広告の代表的なものに、リスティング広告があげられます。

CPCは、主にクリック単価の意味で使われることが多いですが、クリック課金型広告そのものをCPCと呼ぶこともあります。CPCは「クリック単価」「クリック課金型広告」のどちらかの意味で使われるため、言葉の使い分けには注意しましょう。

Web広告は近年成長を続けており、矢野経済研究所による「Web広告市場に関する調査を実施(2021年)」の調査結果を見るとよくわかります。Web広告出稿額の調査データでは、2018年度は約1.7兆億円、2019年は約2兆円、2020年度は約2.1兆円(見込み値)と右肩上がりです。

また、2024年には約3.3兆円まで成長していると予測されており、Web広告の将来性も期待できます。Web広告は、企業のマーケティング戦略に欠かせないものと言えるでしょう。

出典:Web広告市場に関する調査を実施(2021年)|矢野経済研究所 

CPCの計算式

CPCは以下の計算式で算出します。

広告費 ÷ 広告の獲得クリック数 = クリック単価

CPCが安いほど広告費を抑えることができます。たとえば、広告費の予算が20,000円の場合、CPCが1,000円なら20クリック、CPCが200円なら200クリックまで獲得できる計算になります。高いCPCで多くのクリックを獲得しようとすると、広告費がどんどん増えてしまい、費用対効果も悪くなります。Web広告の費用対効果を見るためにも、CPCはとても重要な指標です。

CPCとCPM(Cost per Mille)との違い

CPCと似た用語にCPM(Cost per Mille)があります。それぞれの違いを解説します。まず、広告費用としての違いを見ていきましょう。

CPC(Cost Per Click)は「クリック単価」、CPM(Cost per Mille)は「インプレッション単価」を意味します。インプレッションとは、Web広告がユーザーに表示された回数のことです。CPMはインプレッション1,000回あたりの広告費用を指します。CPMは以下の計算式で算出できます。

広告費 ÷ 表示回数 × 1,000 = インプレッション単価

CPC課金(クリック課金)とCPM課金(インプレッション課金)の違い

つぎに、課金方式の違いを説明します。Web広告の課金方法の種類には、CPC課金(クリック課金)とCPM課金(インプレッション課金)があります。CPC課金は、ユーザーが広告をクリックしWebページに遷移したときに初めて広告費が発生する課金方法です。一方CPM課金では、ユーザーに1,000回表示されるごとに広告費が発生します。

Web広告を出稿する際、CPC課金とCPM課金のどちらを選ぶか悩むこともあるでしょう。課金方法を決める際は、広告出稿の目的からどの課金方法が向いているかを考えます。

広告出稿の目的が「より多くの人に商品を購入してほしい」であれば、一番の目的は「販売」です。より多く商品を買ってもらうためには、広告をクリックしてもらう必要があるため、CPC課金が向いているでしょう。

一方、広告出稿の目的が「新商品をより多くの人に知ってほしい」「新しいブランドをより多くの人に知ってほしい」などの「認知」であれば、CPM課金が向いているでしょう。

CPCを抑え、費用対効果を上げる4つのポイント

近年、Web広告費の高騰が続いています。特にリスティング広告(キーワード広告)は入札形式のため、高値で入札するライバルがいればクリック単価(CPC)が上がり、広告費用がかさみます。CPCを抑えるための方法を見ていきましょう。

ポイント1:広告の目的に応じた出稿先を選ぶ

広告を出稿するなら、CVが獲得しやすいWebサイトに出稿したいと思うでしょう。ただし、広告の目的に応じて出稿先を選ぶことは重要です。より多くのCV獲得が目的であれば、CPCが高くてもCV率の高いWebサイトへ出稿する方がいいでしょう。

一方、広告の目的がCVではなく「商品を知ってほしい」などの認知目的であれば、CV率の低いWebサイトに広告を出稿してCPCを安く抑えつつ、多くの人の目に触れる機会を作るのも一つの手です。

ポイント2:除外キーワードを設定する

広告を出稿する際は「このキーワードでは広告を表示しない」という除外キーワードを設定することができます。これは、ユーザーの検索キーワードによって、CV率の高さが異なるからです。除外キーワードを設定すれば、関連性が薄いキーワードには広告を表示しないようにもできるため、費用対効果を高めることにつながります。

品質スコアを高める

Googleのリスティング広告では「品質スコア」という考え方が採用されています。品質スコアは、推定クリック率や広告の関連性、クリックした先のランディングページの利便性から算出されます。同じキーワードでも、品質スコアを高めていくことで広告費を抑えることが可能です。

ポイント4:競合を分析して自社の広告戦略にいかす

広告運用では、競合分析も重要です。競合は同じターゲットを狙っていることも多く、クリエイティブやキーワードが参考になります。広告をクリックしたらどのようなLPに遷移するのか、どのようなディスクリプションで出稿しているのか、なども見るといいでしょう。

Web広告運用に長けている企業は効果的な広告を配信するために試行錯誤しています。競合の広告はすでに何度もA/Bテストを実施していることも多いため、自社の広告出稿の参考になるはずです。広告運用では積極的に競合を分析し、自社の広告戦略にいかしましょう。

注意したい「コンプレックス広告」

広告のクリエイティブを制作する際は、ユーザーの不安を煽ってクリックに誘導する「コンプレックス広告」にならないよう注意が必要です。コンプレックス広告は、身体的な特徴を強調し、ユーザーの不安を過剰に煽るような広告です。たとえば「体毛が濃いためバカにされたが、脱毛したら異性からモテるようになった」など、不安を煽ったり差別を生んだりするような表現はコンプレックス広告にあたります。

近年は大手IT企業もコンプレックス広告を排除する傾向が見られ、Yahoo!広告は2020年9月からコンプレックス広告を禁止、Googleも不適切な広告の削除を強化しました。広告に対しての、薬機法(旧薬事法)や景品表示法などの法規制も厳しくなっています。広告出稿の際はユーザーの興味をひくことも重要ですが、コンプレックス広告になっていないか注意しましょう。

広告クリックした先のCVが大切

Web広告は、ユーザーにクリックしてもらうことが重要ですが、広告をクリックした先のLPで訴求内容がしっかり伝えられないと、CVにつながりません。たとえば、広告では20代向けの化粧品訴求しているのに、LPの内容がずれていたらCVにはつながりませんし、品質スコアも下がってしまいます。

そのため、広告配信のターゲットとLPの訴求内容は合わせる必要があります。既存のLPでは広告の訴求内容とずれてしまう場合は、広告配信用のLPを別で作成します。Web広告を出稿する際は、広告をクリックした先のCVも意識しましょう。

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