種類と特徴を把握し効果的な運用を Web広告の基本と広告効果を最大化する方法
昨今のマーケティングにおいてWeb広告は不可欠な手段です。この資料では、ウェブ広告の基本的な種類と仕組み、広告効果を高めるために押さえておきたいポイントについて解説します。
Amazon広告とは、主にAmazonのトップページや検索結果、商品詳細ページなどに配信できるプロモーションツールのことです。この記事では、Amazonの媒体特性や広告の特徴、広告の種類と始め方、出稿時の注意点を解説します。
Web広告の成果を最大化する方法をご存知ですか?Web広告の成功施策と手法をまとめた、今すぐ役立つ資料をご用意しました。
Amazon広告は、大手ECサイトのAmazonが提供する、プロモーションに関するツールの総称です。Amazonに出品した商品やブランドの広告を出せるスポンサー広告をはじめ、いくつかの広告メニューが含まれます。スポンサー広告やストアを利用するにはAmazonブランド登録された大口出品アカウントが必要ですが、出品者でなくても出稿できる広告もあります。
Amazon広告は、Amazonが保持する膨大な購買データをもとにターゲティングできる点が大きな強みです。この特徴から、ファーストパーティデータを活用したEC系リテールメディアとしても注目されています。
リテールメディアとは、小売業が持つ店舗やアプリ、ECサイトといった顧客との接点を広告媒体として活用する手法のことです。小売業が独自に収集したファーストパーティデータを活用して広告を配信します。Cookie規制の流れも受けて、リテールメディアには注目が集まっています。
広告を出稿する媒体として見た場合、Amazonにはどのような特徴があるでしょうか。最大の魅力は、その膨大な利用者数でしょう。Amazonは世界最大級のECサイトであり、国内EC市場におけるシェアは28.2%です(ジェトロ世界貿易投資報告 2022年版より)。ニールセンが発表した2021年4月のMonthly Totalレポートによると、国内におけるAmazonの利用者数は5,120万人にものぼります。
同じく大手ECサイトである楽天の利用者数5,370万人と拮抗する数字ですが、性別・年代別に見ると、Amazonは男性の利用者が多い傾向が見られます。女性ではすべての年代で楽天が上回っているのに対し、18~34歳の男性ではAmazonのほうが高いリーチ率でした。
また、検索エンジンや多くのWebメディアと異なり、Amazonは購入を検討する商品をある程度絞った上で訪れることも多い媒体です。候補とする商品について詳細な仕様やレビューを調べたり、同じカテゴリーの商品を比較検討したりと、利用者の購入意欲が高いことが大きな特徴と言えるでしょう。
Amazon広告には以下のような特徴があります。
Amazon広告は、比較的簡単な手続きで広告を出稿できます。キーワード設定やターゲティングを自動化する機能があり、広告運用に慣れていなくても始めやすいでしょう。
出品した商品データから写真付きのクリエイティブを自動生成する機能もあり、広告素材を別途用意する手間をかけずに出稿できるのも利点です。
Amazonには具体的に何らかの商品の購入を検討しているユーザーが多く訪れます。ユーザーの検索キーワードや閲覧中の商品をターゲティングして、同じジャンルの自社商品を広告表示することで、購入意欲の高いユーザーに効果的にアピールできるでしょう。ユーザーが広告をクリックすると商品詳細ページに移動するため、購入までの導線もスムーズです。
新規出店などAmazonの販売実績があまりない商品は、検索上位に表示されにくく、通常はなかなかユーザーの目にとまりません。しかし適切に広告を運用すれば、販売実績が少なくても露出を増やすことができ、売り上げにつながりやすくなるでしょう。
ターゲティング次第では、競合の商品詳細ページに自社広告を表示することも可能です。広告から流入して販売実績が増えれば、検索ページでも上位表示されやすくなり、さらなる売り上げにつながるという好循環が期待できます。
Amazon広告は比較的少額から出稿できることも特徴です。クリック課金方式であるため実際にかかる費用は一概には言えませんが、目安として1クリックあたり5~10円、費用の目安としては最低で月3万円〜とされています。
Yahoo!やGoogleのリスティング広告の最低出稿金額は、月間30万円前後に設定されるケースが多く、Amazon広告のほうが費用を抑えられる可能性があります。
Amazon広告のレポートでは、さまざまな条件や指標で広告の効果を可視化できます。キーワードや掲載枠の選定、予算配分などの判断に役立てることができ、運用改善につなげられるでしょう。
広告は出稿したら終わりではなく、効果検証を繰り返し、改善し続ける必要があります。ウェブ広告の基本的な種類と仕組み、広告効果を高めるために押さえておきたいポイントについてまとめた、保存版の資料を公開中です。そちらもぜひご参照ください。
Amazon広告には以下のような種類があります。掲載面やクリエイティブの種類によって、購入過程のさまざまなタイミングでユーザーにアプローチが可能です。
Amazonの商品検索結果や商品詳細ページに掲載される、個々の商品の広告です。同じジャンルの商品を積極的に探している購入意欲の高いユーザーに対し、有効にリーチできる手段です。クリエイティブは出品商品から自動生成され、オートターゲティング機能が使えるため、広告出稿の経験がなくても簡単にキャンペーンが作成できるでしょう。
課金方式はCPC(クリック課金)で、クリックあたりの入札額を選んで予算を設定します。ターゲティング方法として、自動化されたオートターゲティングか、キーワードや商品を指定するマニュアルターゲティングを選択できます。
ブランドロゴ・見出し・複数の商品が表示される広告です。検索結果ページの上部やサイドの広告枠に加えて、検索結果内に表示されることもあります。類似の商品に関心があるユーザーに、ブランドや自社商品のコレクションをアピールできます。こちらも課金方式はCPCで、ターゲティングはキーワード設定によって行います。
Amazon内外に幅広く配信できるディスプレイ広告です。Amazonトップ・商品詳細・商品検索結果ページのほか、Amazonが提供するライブ配信サービスのTwitch、サードパーティのWebサイトやアプリに配信されます。Amazon外を含むカスタマージャーニー全体を通じてターゲットにリーチが期待できるでしょう。課金方式はCPCまたはvCPM(ビューアインプレッション課金)です。
ターゲティングは以下のとおり、コンテキストターゲティングまたはオーディエンスを設定して行います。
商品カテゴリーや類似の商品、個々の商品を設定するターゲティング戦略です。旧名称の「商品ターゲティング」からアップデートされ、Amazon外を含む多くのタッチポイントでユーザーにリーチできるようになりました。
オーディエンスを利用すると、ユーザーの行動や属性に応じたターゲティングが行えます。商品の閲覧・購入履歴をもとにしたリマーケティングのほか、興味関心・ライフイベントなどに沿ってアプローチが可能です。
ストアはブランドごとにカスタマイズされたAmazon内のWebサイトです。Amazonブランド登録していれば追加費用なく作成でき、複数ページを使ってブランドストーリーや商品の魅力を紹介できます。
商品名とあわせて表示されるブランド名のリンクからアクセスできるほか、スポンサーブランド広告のランディングページとして利用可能です。ページ作成にあたってはテンプレートが用意されており、コンテンツの追加/削除や配置なども簡単な操作で行えます。
Amazonの動画広告にはストリーミングTV広告とオンライン動画広告があり、後述するAmazon DSPを利用して配信できます。ストリーミングTV広告は、Prime VideoやFire TV、TwichといったAmazonの動画サービスに配信される広告です。従来のTV視聴に代わって急拡大するストリーミングサービスの膨大な利用者に、広くアプローチする有力な手段となるでしょう。
オンライン動画広告はAmazon内外のさまざまなサービスに配信される動画広告で、インストリーム・アウトストリームのどちらのフォーマットも用意されています。
音声広告は、EchoやFire TVといったAlexa対応デバイス、Amazon Musicの無料サービス枠に配信されます。近年急成長している音声配信サービス市場で、多くのユーザーにブランドを印象づけられるでしょう。課金方式はCPMです。ただし、現時点では音声広告の対象に日本は含まれていません。
DSP(Demand-Side Platform)とは広告主側が利用するプラットフォームで、広告枠の買い付けや選定、ターゲティングなどを一元管理するツールです。Amazonが提供するDSPサービスは、Amazonへの出品の有無にかかわらず利用できます。Amazon DSPの最大の強みは、Amazonが保持する膨大な購買データを、Amazon外でもターゲティングに利用できることでしょう。購買データから推測される豊富なライフスタイルセグメント、自社が保有するデータから作成したオーディエンスなど、ターゲティング機能が充実しています。
Amazon内に配信するスポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告が顕在層に購入を直接促せるのに対し、Amazon DSPは潜在層へのアプローチが期待できます。ブランドイメージを損なう恐れのあるWebサイトへは広告表示しないようコントロールされている点も安心です。課金方式はCPMです。
Amazonのブランドイノベーションラボのサポートを受けて、オーダーメイドの広告キャンペーンを実施できるサービスです。代表的な例として、Amazonの配達用の箱を特別仕様のデザインにする「オンボックス広告」はたびたび話題を呼んできました。あわせてAmazon内や自社のランディングページで連動企画を展開するなど、オフラインを含むさまざまなチャネルを横断して包括的なキャンペーンが実施できます。
ここからはAmazon広告を始める手順を見ていきましょう。前項で紹介したとおりAmazon広告のサービスにはさまざまな種類がありますが、ここではAmazonへの出品を前提としたスポンサー広告について解説します。
Amazon広告を始めるには、まずセラーセントラル(出品者のポータル画面)にログインします。Amazonに出品していない場合は出品アカウント登録を行いましょう。スポンサー広告を利用するには、小口出品ではなく大口出品で登録する必要があるので注意してください。
次にセラーセントラルの「広告」タブで画面にしたがって広告の種類を選択し、設定していきます。なお、スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告を出稿するには、別途Amazonブランド登録が必要です。
掲載する広告の詳細な内容を設定しましょう。広告種類ごとに設定項目は異なります。もっとも手軽なスポンサープロダクト広告では、以下の項目を設定するだけでキャンペーンが作成できます。
スポンサーブランド広告では以下のような設定項目があります。
スポンサーディスプレイ広告の設定内容は以下のとおりです。
「キャンペーンを作成」をクリックして作成完了です。スポンサープロダクト広告は作成後すぐに開始できます。スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告は、Amazonの審査を経て掲載されます。
広告運用における費用対効果の考え方をまとめた無料の資料もご用意しておりますので、よろしければご活用ください。
Amazon広告を出稿する前に、注意すべき点について確認しておきましょう。
広告を出稿するにはいくつかの条件を満たす必要があります。まず前述したとおり、スポンサー広告の出稿には、出品アカウントを大口プランで登録している必要があります。大口プランはさまざまな機能が利用できメリットが大きいですが、出品数や販売数に関わらず月額料金がかかる点には注意が必要です。
また、スポンサーブランド広告・スポンサーディスプレイ広告を出稿するにはAmazonブランド登録を行わなくてはいけません。ブランド登録の条件である商標出願がネックとなる場合もあるでしょう。国内全域に商品を発送できることも条件のひとつです。
出品商品に関しても、広告出稿に制限があります。具体的には、中古品や再生品、アダルト商品、タバコ類、銃刀類やその他の危険物、医薬品、医療機器などは広告を掲載することができません。
広告を出している商品が在庫切れになってしまうと、販売の機会損失というだけでなく、広告にも影響します。在庫切れの商品ページは表示されなくなるため、該当の商品を掲載した広告が停止してしまうのです。在庫切れは検索順位や商品カテゴリーでの順位にも悪影響がある可能性が高いため、在庫管理は入念に対策しましょう。
種類と特徴を把握し効果的な運用を Web広告の基本と広告効果を最大化する方法
昨今のマーケティングにおいてWeb広告は不可欠な手段です。この資料では、ウェブ広告の基本的な種類と仕組み、広告効果を高めるために押さえておきたいポイントについて解説します。
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