ターゲティング広告とは?種類や運用の注意点などを解説

アクセス解析

Sprocket編集部

ターゲティング広告とは?種類や運用の注意点などを解説

ターゲティング広告とは、ユーザーや過去の閲覧履歴を分析し、ユーザーに適した内容を表示させる広告です。今回は、ターゲティング広告の主な種類と運用方法、規制の動きについて解説します。

ターゲティング広告の基本概要

ターゲティング広告とは、ユーザーの属性やWebサイトの閲覧履歴などを条件に設定することで、特定の層に適した内容を表示できる広告です。ブラウザやデバイスを1ユーザーと見なし、実際に個人を特定しているわけではありません。

ターゲティング広告は種類が多いことから、それぞれの特徴を把握することが重要です。ターゲティング広告の種類によってターゲットとする対象も異なり、対象は基本的に以下の3つに分けられます。

ターゲティング広告とリスティング広告の違い

オーソドックスなWeb広告のひとつに「リスティング広告」があります。リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果において、検索内容に連動して表示される広告のことです。また、リスティング広告は広告が表示される場所が決まっていますが、ターゲティング広告は表示される場所が決まっていません。

ターゲティング広告には規制の動きがある

ターゲティング広告に関して、規制の動きがあります。利用者の保護を目的として総務省が本人同意を必要とする法改正を行おうとしています。安心してインターネットを利用できるよう環境整備をしています。

参考:「ターゲティング広告」規制導入へ ネット利用者を保護 総務省(NHK)

2021年1月に行われた有識者会議の中で、規制に向けた対策案が盛り込まれました。具体的には、Webサイトやアプリなどを運営する会社が利用者の閲覧履歴を広告業者などに提供する場合、あらかじめ利用者に通知、その旨をWebサイトやアプリ内に明記、また同意を得る手続きなどを義務づけるとされています。

ただ、規制の方向に動いているものの法的に禁止されているわけではないのが現状です。なお、海外ではターゲティング広告の規制が行われています。

ターゲティング広告はどう運用するのか?

ターゲティング広告の運用方法は、自社で運用する方法と運用を代行してもらう方法の2種類が挙げられます。それぞれ具体的にどのような方法か解説します。

自社で運用する場合のメリットとデメリット

自社で運用する場合、ターゲティング広告の専任担当者を設けます。これは「インハウス運用」と呼ばれています。自社で運用するメリットは、コストを抑えられることと、ターゲティング広告の運用におけるノウハウを社内に蓄積できることです。また、社内にWeb制作を行っている部署やチームがあれば、進捗情報などの連携が取りやすいのもメリットのひとつです。

一方デメリットは、運用のためにリソースを割く必要があることです。また、広告運用における一定の知識や経験がないと望むような成果が得られない可能性もあります。専任者を育成するコストがかかるのもデメリットのひとつです。仮に専任者を採用する場合も、採用に関する準備・コストが必要になります。

運用代行する場合のメリットとデメリット

自社での運用はコストを抑えられる一方、ノウハウや人材育成が大きな課題となるため、外部の専門業者・専門家に委託するのもひとつの手段です。

ターゲティング広告の運用代行を利用するメリットは、広告の運用上で必要な分析やデータ収集などの業務が不要になることです。その上、社内にターゲティング広告に関するノウハウがなくても、問題なく依頼できることも挙げられます。

しかし、外部に依頼する場合のコストがかかります。運用代行を依頼する場合には、費用対効果を踏まえたうえで検討すべきでしょう。

ターゲティング広告

ターゲティング広告の主な種類

ターゲティング広告にはさまざまな種類が存在します。そのなかでも代表的な下記の9つを解説します。

1.「人」がターゲットのオーディエンスターゲティング

オーディエンスターゲティングは、「人」にターゲットを絞った広告です。具体的には、商品の購入履歴やサイトの訪問履歴などのデータを踏まえて、ユーザーに適切な広告を配信します。

オーディエンスターゲティングの事例として挙げられるのが、SNSの代表的な存在であるFacebookです。Facebookは実名での登録が義務づけられていることから、登録情報の信頼度が高く、セグメント化しやすくなっています。

2.「カテゴリー」がターゲットのオーディエンスカテゴリーターゲティング

オーディエンスカテゴリーターゲティングは、特定のカテゴリーに興味や関心を持つユーザーや特定のライフイベントが近いユーザーを狙って、広告を配信する手法です。例として、Yahoo!広告では、「興味・関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」という3つの設定を用意しており、細かく設定できるようにしています。

3.「コンテンツ」がターゲットのコンテンツターゲティング

コンテンツターゲティングは、ユーザーが閲覧しているWebサイトや利用しているアプリに関連した広告を配信する方法です。オーディエンスターゲティングとは違ってユーザーのサイト訪問履歴は参考にせず、手動もしくは自動でカテゴライズします。

コンテンツターゲティングは、コンテンツと親和性の高い広告を展開することで、効果を得られやすくなります。例えば美容に関するコンテンツの場合、同じ美容関係の広告を展開すれば高い効果が得られるかもしれません。

4.「デバイス」がターゲットのデバイスターゲティング

デバイスターゲティングは、配信先であるデバイスを絞り込んで広告を展開する種類です。ユーザーが使っているデバイスを特定した上での配信であり、例としてスマホ向けのアプリならば、スマホ向けの広告として配信されます。

デバイスターゲティングはBtoB商材で重用されています。ビジネス関係のサービスやソフトを利用する際は、基本的にPCを使用することが多いためです。そのことから、BtoBの広告はPCだけに配信される場合があります。

5.「位置情報」がターゲットの位置情報ターゲティング

位置情報ターゲティングは位置情報を元に広告配信を行います。この際、ユーザーのデバイスや店舗に設置されているビーコンのGPS情報などを活用しています。

位置情報ターゲティングは、オンラインからオフラインのイベントや実店舗へ誘導したいときに活用できます。そのことから、店舗を持っている方向けのターゲティング広告といえるでしょう。別名「ジオターゲティング」と呼ばれることもあります。

6.「インターネット上の行動」がターゲットの行動ターゲティング

行動ターゲティングとは、インターネット上におけるユーザーの行動に基づいて行われる手法です。行動データからターゲットが設定され、そのユーザーに適した広告が配信されます。

この際に参考とされる行動の内容はさまざまなものが挙げられます。主なものとしては、商品の購入や資料請求、商品やサイトのブックマークなどです。特定の行動をしたユーザーに対して広告を配信できることから、コンバージョンにつながりやすいというメリットがあります。

7.「ユーザーの属性」がターゲットのデモグラフィックターゲティング

デモグラフィックターゲティングとは、ユーザーの性別や年齢といった属性に関する情報が合致した場合だけ広告を配信するものです。このターゲティング方法を利用する際は、商品やサービスなどのターゲットを明確にしておくことにより、効果が得られやすくなります。

8.「特定のWebサイト」がターゲットのプレイスメントターゲティング

プレイスメントターゲティングは、特定のWebサイトを指定あるいは除外して配信できる手法です。例としてYahoo!広告の場合は、掲載対象あるいは対象外のWebサイトのリストを合計10件設定できます。

プレイスメントターゲティングは、配信内容のイメージと合うWebサイトのみ配信したい場合や、反対にイメージと合わないWebサイトに配信されることを防ぎたい場合におすすめです。そのことから、明確な広告戦略がある場合に活用できます。

9.「キーワード」がターゲットのサーチキーワードターゲティング

サーチキーワードターゲティングは、特定のキーワードを検索した過去を持つユーザーに対して広告を配信します。リスティング広告のようなことが可能な種類であり、キーワード単位での細かなターゲティングができます。

サーチキーワードターゲティングに関しては、リスティング広告を組み合わせて展開することも可能です。リスティング広告との相性が良い種類であるため、サーチキーワードターゲティングを取り入れる際にはリスティング広告も検討すると良いでしょう。

ターゲティング広告を運用するメリット

ターゲティング広告を運用する利点を解説します。

1.狙ったターゲットに広告を展開できる

1つ目は、狙ったターゲットに広告を展開できることです。大人数への認知拡大よりもターゲットに対してのコンバージョンを目標としている場合には大いに役立つでしょう。その上、ターゲティング広告は自社の戦略や過去のデータをもとにして、ニーズの高い見込み客を狙った広告配信も可能です。

2.広告コストを抑えられる

2つ目は、広告コストを抑えられることです。狙ったターゲットに広告を配信できるからこそ無駄な広告コストを抑えられます。そのため、予算の無駄遣いを防ぎたい方や限られた予算で効果を出したい方に適しています。

ターゲティング広告を運用する際の注意点

ターゲティング広告を運用する上では、いくつか注意すべき点もあります。

ターゲット設定を間違えると予想外の結果となる

ターゲティング広告で結果を出すためには、ターゲットの設定が非常に重要となります。もしターゲット設定を間違えれば、無関係なユーザーに広告を展開してしまう恐れがあります。

そのためにも、ターゲット設定は間違えないように細かく設定しなければなりません。年齢や性別だけではなく、具体的に抱えている悩みや商品・サービスを探している理由なども考察して、ターゲットの設定を間違えないようにしましょう。この際、広告の目的から対象の属性や行動を具体的に洗い出し、適切な設定を行う必要があります。

また、使用するターゲティング広告の種類にも注意しなければなりません。ターゲティング広告の種類は数多くあることから、狙っているターゲットがいるにもかかわらず、誤った種類の広告を選んで効果が得られない結果に終わってしまうかもしれません。

不快感を与える可能性がある

特定のユーザーを狙ったターゲティング広告は、繰り返し表示されることでユーザーに不快感を与える恐れがあります。同じユーザーに必要以上の広告が配信されないようにコントロールすることが必要です。

まとめ

ターゲティング広告にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。また、ターゲティング広告は狙ったターゲットにアプローチできる一方、ターゲットが違っていると思うような効果が得られない可能性があります。規制の動きがあることにも留意しておく必要があります。それらを考慮した上で、ターゲティング広告をうまく活用していきましょう。

サービス資料ダウンロード

Sprocketの機能、コンサルタント、導入事例、実績、
プラン体系などをご紹介します。(無料)

資料ダウンロード

導入検討の相談・見積もり

新規導入、乗り換えのご相談、Web接客ツールの比較など
お気軽にお問い合わせください。(無料)

お問い合わせ

03-6303-4123(受付:平日10:00~19:00)