【連載第3回】デジタルマーケティング施策は自社でやるべきか? 外注するべきか?

マーケティングノウハウ

深田 浩嗣

画像:弊社代表深田の著書「いちばんやさしいコンバージョン最適」の表紙と本ブログタイトル

デジタルマーケティングの解決施策にはいろいろな手法ありますが、社内のリソースを雇ってインハウスでやる場合と、外部のリソースを使ってやる場合とがあります。 こういう場合にいつも天秤になるのが「それは自社でやるべきなのか、外部に任せるべきなのか」の選択です。 今回は、内製・外製のメリット・デメリットについてお伝えします。

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内製は社内に知見がたまり外製は成果が出るのが早いのがメリット

内製の志向性の強い会社もあれば、逆に成果が出るならと費用対効果で割り切る会社もあり、判断の基準は各社さまざまです。

内製志向の会社は、1 つずつ自分たちでしっかりと考えて社内に知見を貯めるべきという考えをもっています。一方、成果志向の会社の場合、とにかく成果が出ることが重要だと考えています。

どちらが良いということではなく、それぞれに長短があります。

内製志向の課題は「時間がかかる」こと

内製志向の場合、丁寧なのはいいのですが、どうしても時聞がかかってしまいます。また知見を貯めるといっても、あらゆる領域ですでにノウハウをもっている外部ベンダーと同じ水準に到達するのは現実的に困難です。また自社のやり方に固執することがかえって間違いに気づきにくくなるという側面もあります。

外製志向の課題は「自社の判断力が育たない」こと

一方、成果志向の会社の場合、成果でどんどん判断するのはスピードが上がります。しかしなぜ成果が出ているのか、あるいは出ないのかを理解しないまま結果だけを見ていると、目利き力が育たず、外注先の当たり外れに依存した取り組みになってしまいます。

「内製か外製か」の決定時に判断すべきポイント

いずれにしても、「何を自社でやるべきで、何を外部に任せるべきか?」「外部を使うにしても自社で吸収すべきことは何なのか?」「効率的な知見の獲得には何がいいの?」「何を試して何がわかればいいのか?」といったことを判断することが大切です。

内製か外製かを考えるうえでは、優先度に加え、知見の吸収やそこにかかるコスト、社内にもつべき知見が何かの判断といったことが大切になってきます。

我々ベンダーとしては、どちらのスタンスを重視しているのか、また社内でどのような説明の仕方が納得を得られやすいのかということは、事前に教えていただくほうが、より適切な解決方法を提示しやすくなります。

まとめ

デジタルマーケティング施策の内製・外製のメリット・デメリットはそれぞれにあります。

内製

外製

これらを理解したうえで、どちらを選んでも、デメリットを最小限におさえる工夫をすることが重要です。

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画像:弊社代表・深田が出している「いちばんやさしいコンバージョ最適化の教本」の表紙

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▼連載:いちばんやさしいコンバージョン最適化のコツ 記事一覧

  1. 成果に結びつくコンバージョン・指標を設定するポイントとは?
  2. コンバージョン改善施策の失敗でありがちな3つの間違った指標
  3. デジタルマーケティング施策は自社でやるべきか? 外注するべきか?
  4. コンバージョン最適化は3つの階層で考えよう
  5. KPIツリーでコンバージョン最適化を考えよう

  6. 単品系ECサイトのKPIツリー
  7. 予約系サイトのKPIツリー
  8. 資料請求、体験/来場予約系サイトのKPIツリー
  9. なぜユーザは離脱するのか?
  10. コンバージョン最適化には「リアル店舗」の接客を参考にしよう
  11. コンバージョン向上に欠かせない「ABテスト」で効果を上げるためのコツと結果分析での注意点

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