Googleオプティマイズとは?基本的な機能から導入の流れ、A/Bテストの方法を解説

デジタルマーケティングティング

Sprocket編集部

Googleオプティマイズとは?基本的な機能から導入の流れ、A/Bテストの方法を解説

Googleオプティマイズをはじめ、A/Bテストに使えるツールは、LPや運用型広告の成果を出すために欠かせないものです。ここでは、A/Bテスト機能を持つGoogleオプティマイズでできることや、利用するメリット・デメリット、使い方のフローなどをご紹介します。

Googleオプティマイズとは?

Googleオプティマイズは、Googleが提供している、Webサイトのテストツールです。例えば、Webサイトに設置するボタンの色やサイズ、文言、位置などを迷った時、どれを選ぶのが正解かは、実際に設置してみなければわかりません。Googleオプティマイズは、このような場合に、複数のケースで実際に運用してみて、どちらのほうがユーザーに訴求するかをテストできるツールなのです。

また、Webサイトのテストだけでなく、テスト結果をもとに表示ページを最適化するパーソナライズもできます。

Googleオプティマイズの構成

Googleオプティマイズの構成としては、「アカウント」「コンテナ」「エクスペリエンス」という3つの要素があります。この要素というのは、箱のようなものを想像するといいでしょう。

まず、上位階層にGoogleオプティマイズの「アカウント」があります。このアカウントは、通常のGoogleのアカウントや、アナリティクスのアカウントとは別です。ですから、1つのGoogleのアカウント内に、複数のGoogleオプティマイズのアカウントを持つことができます。また、Googleオプティマイズのアカウントは、権限付与により複数のGoogleのアカウントで管理することもできます。

次に中間階層に位置するのが、実際にテストするWebサイトを指定する「コンテナ」です。テストには、GoogleオプティマイズのコンテナとGoogle アナリティクスのプロパティの連携が必要となります。また、コンテナは、Googleオプティマイズで調査したいWebサイト(ドメイン)1つにつき1つ必要ですが、サブドメインであれば、1つのコンテナで複数のドメイン上で横断的にテスト可能です。

下位階層のエクスペリエンスは、実際にテストを計測する部分です。エクスペリエンスでは、作成したボタンなどのテスト対象を計測することで、どの対象が有効かを判断できます。なお、エクスペリエンスでは、最大5つのテストや、カスタマイズができます。

Googleオプティマイズ

出典:Googleオプティマイズ

Googleオプティマイズでできるテストとパーソナライズ

Googleオプティマイズでは、Webサイトのテストや表示するページを最適化するパーソナライズも設定可能です。ここでは、Googleオプティマイズでできるテストと、カスタマイズなどについて、ご紹介しましょう。

A/Bテスト

GoogleオプティマイズでできるWebサイトテストに「A/Bテスト」があります。A/Bテストとは、Webサイトで表示する要素について、どちらがユーザーに対して効果的かを比較検証するものです。

例えば、表示するボタンの色が「青」と「赤」どちらがいいとか、ボタンの文言を「興味がある」と「知りたい」をランダムに表示し、どちらがユーザーに訴求するのかを調べられるのです。

リダイレクトテスト

リダイレクトテストは、別名で「スプリット URL テスト」ともよばれ、A/Bテストを要素単位ではなく、ページ単位で行うことです。例えば、ランディングページなどで、ページAは「ビジネスライクな文章とクールなデザイン、ページBは「フレンドリーな文章とラフなデザイン」を作り、どちらがユーザーに訴求するページなのかを調べられるのです。

多変量テスト(MVT)

多変量テスト(MVT)と聞くと、難しくいイメージがありますが、A/Bテストのように2つのパターンを比較するのではなく、複数のパターンを比較するA/Bテストといえるでしょう。例えば、前述したA/Bテストの例を使うと、「青」ボタンで「興味がある」、「赤」ボタンで「興味がある」、「青」ボタンで「知りたい」、「赤」ボタンで「知りたい」の4パターンで、どの組み合わせがいいかを調べられるのです。

カスタマイズなど、そのほかの機能

Googleオプティマイズでできるのは、Webサイトのテストだけではありません。例えば、「カスタマイズ」ではWebサイトのテスト結果を反映した、表示ページのパーソナライズもできます。例えば、広告を見てLPに来たユーザーには、「知りたい」のボタンを表示し、検索流入したユーザーには「興味がある」のボタンを表示するといった、要素の出し分けを設定できます。

また、ページ上部にバナーを表示する「バナーテンプレート」という機能もあります。使い方としては、例えば夏期休業や冬期休業などサポートセンターの受付ができない場合など、その旨テキストにしてページ上で表示することで、ユーザーに休業を認知してもらえます。

Googleオプティマイズのメリット

Googleオプティマイズを利用すると、A/Bテストを行ったり、表示ページの最適化をしたりできることがわかりました。ここではもう少し詳しく、Googleオプティマイズを使うメリットを見ていきましょう。

コストがかからない

コストがかからないのは、Googleオプティマイズのメリットのひとつです。Googleオプティマイズには、有料バージョンの「Googleオプティマイズ360」と無料バージョンの「Googleオプティマイズ」の2種類があります。ですが、いくつか制限がある無料バージョンでも十分活用できます。

特別なスキルなしでテストページを簡単に用意できる

Googleオプティマイズを使えば、特別なスキルがなくても簡単にA/Bテストを実施できます。専門職でなくても、比較的容易にA/Bテストを行えるのは大きなメリットと言えるでしょう。

SEOや広告スコアに影響がない

SEOや広告スコアに影響がないのも、メリットのひとつです。GoogleオプティマイズでA/Bテストを行う場合、表示ページが変化するだけです。ですから、SEOの順位に影響したり、広告のスコアに影響したりしません。ですから、元々のページ評価を維持したまま、テストを実行できるのです。

テスト結果の自動集計ができる

テスト結果の自動集計ができるのも、Googleオプティマイズのメリットです。Googleオプティマイズでは、行ったテストのセッション数・コンバージョン数・コンバージョン率などを自動的に集計します。集計結果を基に、レポートなども簡単に作成できますので、分析作業をするのも簡単です。

A/Bテストを行う際に重要となるライティングスキル、「言葉選び」についてまとめた下記の資料もご参照ください。

「顧客を動かす」訴求メッセージ

Googleオプティマイズ利用のデメリット

Googleオプティマイズを導入するメリットは多数ありますが、残念ながらデメリットもあります。ここでは、Googleオプティマイズ利用のデメリットを紹介しますので、メリットとデメリットを比較して導入の参考にしてください。

ページの表示速度が低下する可能性

Googleオプティマイズでテストを行うと、ページの読み込み速度が低下する可能性があります。読み込み速度が低下することは、ユーザーがWebサイトにネガティブなイメージを持ちますので、早々に離脱してしまったり、本来得られるはずだったコンバージョンを失ったりするかもしれません。このようなリスクがあるのは、デメリットのひとつでしょう。

設定にある程度のスキルが必要なケースも

Googleオプティマイズのテストが原因でページの読み込み速度が低下する場合、タグの設置位置などで、ある程度回避することも可能です。しかし、本来HTMLなどの知識がなくても設置できることがメリットなのですから、スキルが必要になるのは本末転倒で、Googleオプティマイズのデメリットとなります。

Googleオプティマイズの利用フロー

Googleオプティマイズを利用するには、「登録」を完了した後に、「テストの作成」「ターゲットやスケジュールの設定」「目標設定」「結果」を行っていきます。ここでは、Googleオプティマイズの利用フローを簡単に、ご紹介しましょう。

1.登録

まずは、アカウントの登録です。Googleアナリティクスのアカウントでログインした状態で、Googleマーケティング プラットフォームの「オプティマイズ」ページから行います。表示されるポップアップ画面の指示に従い、メールやアカウント、地域、利用規約などの設定を行ってください。アカウント登録が終われば、自動的に「コンテナ」が作成されます。

2.テストの作成

続いては、テストの作成です。まずはエクスペリエンスを作成し、対象となる「URL」を入力し、テストタイプなどを選択します。続いて、パターンを作成します。パターン名や表示する比率を決めたら、要素を編集しましょう。編集ではテキストやHTMLの編集、JavaScriptを実行
などができます。

3.ターゲットやスケジュールの設定

続いて、ターゲットやスケジュールを設定しましょう。ターゲット設定は、テストする対象を決めるもので、「Google アナリティクスのユーザー「Google 広告」「UTM パラメータ」「デバイス カテゴリ」「行動」「地域」「テクノロジー」から選べます。また、どれくらいのテスト期間で終了するのかを決めて、スケジュールを設定しておきましょう。

4.目標設定

次に目標設定です。テストではコンバージョン率をメインに判断しますので、まずはGoogleアナリティクスと連携して、データを取得できるようにします。また、Googleタグマネージャーを利用したり、ページ内ソースに直接設置したりすることも可能です。

準備が整ったら、目標を設定します。Googleオプティマイズでは、「セッション時間」「ページビュー数」「直帰数」を選択できます。また、Googleアナリティクスに目標設定していれば、そちらも選べます。ただし、Google広告のコンバージョンを引用できません。目標は、メイン目標以外に、副目標を2つまで設定可能です。

5.結果の確認

テスト期間が終われば、自動的に結果が集計されます。GoogleオプティマイズかGoogleアナリティクスから結果のレポートを見ることができるので、レポート画面で「サマリー」「改善率の概要」「目標の詳細」を見て、テスト結果を確認しましょう。テスト結果に沿って、使用する要素を反映すればいいでしょう。

A/Bテストを成功させるテクニック

A/Bテストとは、Webページの要素を最適化するためのテストです。ですが、ただパターンを用意してテストし、結果の良い方を採用するだけでは、本当の意味で成功したとは限りません。例えば、20点のボタンと30点のボタンの単純比較では、30点のボタンの勝ちとなります。ですが、本当なら80点や90点のボタンが存在するかもしれないのです。では、どのようにすれば、A/Bテストを成功させられるのでしょうか。

問題点を確認しておく

そもそもの問題点がどこなのか、慎重に判断する必要があります。LPでコンバージョンボタンのクリック率が低いのであれば、押しやすいボタンを色や文言、配置などを改善する必要があります。しかし、ボタンを押したあと、フォーム入力で離脱しているのであれば、問題はボタンではないとわかります。

仮説を立てる

問題点がわかれば、それをどう解決するのか仮説をたてましょう。例えば、入力フォームで離脱しているのであれば、「フォームの項目が多すぎるから項目を減らす」のか、「入力エラーが誘発させないよう自動入力をさせる」のかなどです。

仮説を検証する

仮説を立てたら、A/Bテストなどを使って、改善案が正しいのかを確認しましょう。A/Bテストで対応できないなら、リダイレクトテストを使う方法もあります。最適なWebテストを使い、問題を解決するまで何度でもチャレンジしましょう。

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