種類と特徴を把握し効果的な運用を Web広告の基本と広告効果を最大化する方法
昨今のマーケティングにおいてWeb広告は不可欠な手段です。この資料では、ウェブ広告の基本的な種類と仕組み、広告効果を高めるために押さえておきたいポイントについて解説します。
SSP(Supply Side Platform)は、メディアやアプリの広告枠を提供する媒体側にとって、広告運用をサポートし収益を最大化するのに役立つツールです。SSPの仕組みとDSPとの関係、SSPの選定ポイントと主なSSPサービスを紹介します。
Web広告の成果を最大化する方法をご存知ですか?Web広告の成功施策と手法をまとめた、今すぐ役立つ資料をご用意しました。
SSPとは、広告枠を持つメディアが利用する広告枠管理ツールです。メディアの広告欄の収益が最も高くなるように、掲載する広告を自動で選ぶ機能があります。
SSPは、DSPツール(広告主側が利用する、広告の配信先を自動で選ぶツール)と連携して動き、一番高い入札価格を提示したDSPを選んで広告の掲載を行います。
SSPを利用すると、自社メディアの広告欄や最低落札希望価格、掲載できる広告の業種などを登録しておくだけで自動的にその条件に合致した広告のみを配信できるため、手間を掛けずに広告マネタイズの収益最大化が狙えるでしょう。
広告枠を持つメディアにとって、SSPは以下の3つのメリットがあります。
SSPを利用すると1インプレッションごとに自動かつ最高値で広告枠を買い取ってもらえるため、価格設定に悩むことなく広告枠の取引が行えます。
SSPに掲載したい広告業種や販売最低価格などを登録しておけば、広告主と1社ずつやり取りをする必要もないため、広告枠を販売する上での手間も非常に少なくなります。また、広告枠を買ってもらうための営業をしなくともSSPに登録するだけで広告の掲載が可能になるため、大幅に広告掲載のための工数や手間を削減できるでしょう。
広告枠を持つメディアにとってのSSPのデメリットは以下の3点です。
SSPは業者によってサービス内容はもちろん、得意としているユーザー層やジャンルも異なるため、どの企業を選んで登録するかで得られる収益が変わってきます。
自社のWebメディアに合ったサービスを選ぶには慎重な検討が必要です。サービスにもよりますがSSPの利用には初期費用や運用費がかかるため、広告の収益額によってはかえって収支がマイナスになってしまう可能性もあります。
また、掲載可能な広告について業種単位や広告主単位でしか指定できない場合、例えば女性向けのメディアに男性向けマンガ広告が掲載されるなど、企業イメージと違う広告が配信される場合がある点にも注意が必要です。
SSPは広告掲載媒体側の、DSPは広告出稿側の広告配信プラットフォームです。
SSPは広告を掲載したいメディアが「掲載可能な業種」「最低落札価格」「広告枠」などを登録し、メディア側の広告マネタイズの収益を最大化するためのツールです。
それに対し、DSPは広告主や広告代理店が「配信ターゲット」や「入札価格」「クリエイティブ」などを設定し、広告の費用対効果を高めるためのツールです。
SSPとDSPは対になっており、1インプレッションごとに広告枠の入札が行われるRTB(Real-Time Bidding)という仕組みで取引が行われています。これによりメディアと広告主の両方が取引の手間を減らし、互いの利益を最大にしながら広告を掲載できるのです。
自社メディアの閲覧数が多くなってきたり、アプリのダウンロード数が増えてきたら広告を掲載してマネタイズを検討する企業も多いでしょう。しかし、運用が簡単だからといってどのメディアでもSSPを導入するのはおすすめできません。
というのも、SSPが向いている媒体とそうでない媒体があるからです。具体的には、以下のメディアがSSPの利用に向いています。
訪問者数が多く様々な属性の人が訪れるメディアでは、それに合わせて様々な広告主が入札を行います。取引が盛んになるため、SSPを利用することで高い収益が見込めるでしょう。逆に、以下のメディアはSSPの利用に向いていないとされます。
リピーターや属性の似たユーザーが多いメディアでは、広告枠の取引が少なく、収益が少なくなりがちです。
SSP利用のコストに見合わない結果になってしまう可能性もあるため、特定の分野に特化したメディアは、別の手段での広告配信や違った形式のWeb広告を検討すると良いでしょう。
広告は出稿したら終わりではなく、効果検証を繰り返し、改善し続ける必要があります。ウェブ広告の基本的な種類と仕組み、広告効果を高めるために押さえておきたいポイントについてまとめた、保存版の資料を公開中です。そちらもぜひご参照ください。
SSPを利用してより多くの利益を上げるには、自社のWebメディアにあったSSPサービスを選択することが重要です。どのようなSSPサービスにすべきか、選定のポイントを見ていきましょう。
SSPは提携するDSPの違いによって「掲載できる広告のフォーマットが豊富」「アプリ広告が多い」「女性をターゲットとした広告が多い」などの特徴があります。自社メディアのユーザー層やターゲット層、広告を掲載する位置などを考え、対応する連携先案件が多いSSPを探すようにしましょう。
SSPでは、どのような広告を自社メディアに掲載できるか「掲載可否」の指定ができますが、サービスによって「カテゴリごとに設定」「広告主ごとに設定」「クリエイティブを確認して個別に設定」など指定できる単位が異なります。ブランドイメージを重視する場合は、細かく掲載可否が指定できるSSPを選ぶとよいでしょう。
SSPは一度導入すれば終わりではなく、クリック数やインプレッション数のレポートを確認し、利益を最大にできるよう掲載できるカテゴリやフロアプライス(最低落札価格)などを細かく調節する必要があります。
配信調整が自動で行われるSSPやレポート画面が見やすいSSPを導入することで、より日々の運用が楽になるでしょう。
広告運用とセットで考えるべき顧客体験向上とコンバージョン改善のヒントについては下記の資料でまとめています。そちらもご参照ください。
SSPはサービス提供会社によって、広告枠への配信に特徴があります。以下で代表的なSSPサービスを紹介しますので、自社に合ったサービスを考えてみましょう。
MicroAd COMPASSは、1インプレッションごとに各DSP間だけでなく純広告やアドネットワークも含めてオークションを行う「フルフラットオークション機能」が特徴のSSPです。
掲載対象はクリエイティブ単位で指定が可能で、純広告の管理機能などまで充実しています。マルチデバイスに対応しているため、様々な形式の広告枠を持っているメディア、広告収益を最大化したい企業に向いているでしょう。
Fluctは業界最大クラスのDSP接続数が特徴のSSPです。
オークションに参加するDSPが多いため、広告収益が高単価になることが期待できます。フロアプライスと配信ネットワークをアルゴリズムが最適化してくれるため、楽に広告運用ができるでしょう。
GENIEE SSPはマルチデバイス対応と広告フォーマットの豊富さが特徴のSSPです。
GENIEE独自の「スマートイールド機能」という配信ロジックを利用し、最も収益が見込まれる提携先に広告リクエストを優先して送ることで収益性を高めています。導入費・運用費が0円なので、導入しやすいSSPと言えるでしょう。
Google Ad ManagerはGoogleが運営する広告管理プラットフォームで、AdSenseやAd Exchangeをはじめ複数の広告配信ネットワークと連携しています。
アプリ用広告や動画広告にも対応しており、サイトデザインに合わせた広告表示の調節も可能で、大規模なWebサイト運営者向けです。
Ad Generationは、アルゴリズムを利用した配信以外に、手動での配信設定が行える広告配信プラットフォームです。
一般的に、広告配信プラットフォームに登録するとそのプラットフォームと契約している事業者の広告しか配信されませんが、AdGenerationでは自社が直接契約したネットワークなども登録して配信可能な点も強みです。広告枠の運用を独自にカスタマイズしたい企業によいでしょう。
忍者AdMaxは35万ものWebサイトが利用する、導入費と運用費が0円の広告配信サービスです。
PC用バナー広告以外にスマートフォンやアプリ用の広告も用意されており、マニュアルも充実しているため、初心者でも導入しやすいでしょう。
GMOSSPは、GMOのDSP「ReeMo」と広告配信ネットワーク「AkaNe」を中心としたSSPで、独自のロジックを利用して広告配信を行うだけでなく、専任担当者が配信比率の手動調整や入札単価交渉などを行ってくれます。
ディスプレイ広告やオーバーレイ広告なども可能で、多彩な配信方法に対応しています。
種類と特徴を把握し効果的な運用を Web広告の基本と広告効果を最大化する方法
昨今のマーケティングにおいてWeb広告は不可欠な手段です。この資料では、ウェブ広告の基本的な種類と仕組み、広告効果を高めるために押さえておきたいポイントについて解説します。
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