3万回のA/Bテストで見えた!「顧客を動かす」訴求メッセージ
些細な表現の違いが、コンバージョンや売上に大きく影響することは少なくありません。顧客視点に立ち、「気の利く提案」や「つまずきケア」となるメッセージ発信が重要となります。この資料では、コンバージョンに影響する「訴求メッセージ」の言葉選びについて解説していきます。
Googleサーチコンソール(Google Search Console)は、Googleが提供するWebサイトの分析ツールです。SEO対策への活用方法や、具体的な分析データの見方、Googleアナリティクスとの違いについて詳しく解説します。
Googleサーチコンソール(Google Search Console)は、Googleが提供している無料のWebサイト分析ツールです。「サチコ」という略称でも呼ばれることもあります。
Googleサーチコンソールを使うことで、SEO対策に重要な、Googleの検索結果に関する分析や、検索のデータベースにWebページが登録されているか(インデックスされているか)などを確認できます。
Googleサーチコンソールの主な機能は下記の通りです。
このようにサーチコンソールを活用することで、ユーザーがどのような検索キーワードから訪問したのかや、検索画面での順位やクリック数など、SEO対策に必要な情報を得られます。Webサイトの運営やマーケティングに関わっていれば、ぜひ導入したいツールです。
GoogleサーチコンソールはWebサイトの運用やSEO対策に必須のツールですが、どのような頻度で使うのが適切でしょうか。
多くのサイトでは、サーチコンソールを毎日チェックする必要はありません。エラーがあった際にチェックする以外は、一定期間ごとに定期的な確認を行うと良いでしょう。サーチコンソールの機能ごとに、頻度を変えて活用することもおすすめです。以下は活用頻度の目安です。
SEO対策ではWebサイトを中長期的に観測し、改善を繰り返すことが重要です。自社のWebページに流入している検索クエリや表示回数、クリック数といった指標や、狙ったキーワードで検索順位が上がっているかを継続的にチェックすることからSEO対策を始めましょう。週次、月次など定期的に分析することで、行った施策の効果検証や、改善点の発見に繋げます。
サーチコンソールでは、エラーが発見された際に管理者宛にメールが届きます。毎日エラーがないか確認しなくとも、メールを受け取ってから内容を確認して対応を進めましょう。管理者は複数名登録することもできます。
Googleのクローラー精度も上がっていますが、Webサイトを作成した際やリニューアルの際には、インデックス登録にエラーがないかの確認や、サイトマップの送信を行うことでクロールされやすくなります。
このように、内容に合わせて適宜使用することが望ましいでしょう。
Googleサーチコンソールの利用には、Googleアカウントの取得やWebサイトの登録が必要です。サーチコンソールを利用する方法を3ステップで解説します。
Googleサーチコンソールを利用するためには、Googleアカウントが必要です。Google WorkspaceやGmailなど、すでにGoogleのサービスを利用している場合は新たにアカウントを取得する必要はありません。このとき、個人のアカウントを利用しても構いませんが、会社用に部署で共有できるアカウントを取得するのも良いでしょう。ログイン画面にある「アカウントを作成」よりGoogleアカウントを作成してログインし、次へ進みます。
まずはサーチコンソールのURL(https://search.google.com/search-console/about?hl=ja)にアクセスして「今すぐ開始」ボタンをクリックします。サーチコンソールを利用したいGoogleアカウントでログインして、ステップ2へお進みください。
サーチコンソールにログインすると、Webサイトを登録する画面が表示されます。「プロパティタイプの選択」という表示の下に「ドメイン」または「URLプレフィックス」という選択肢があります。それぞれの違いを簡単に説明します。
httpとhttps、wwwのありなし、サブドメインなどに関係なく、トップドメイン以下のサイト、ページをまとめて管理できることがメリットです。サイト所有権の確認方法はDNSレコードの確認のみで、サーバー側での設定が必要です。
URLプレフィックスはhttpsとhttpの違いや、サブドメインを区別して管理します。そのため、複数のサイトや、サブドメインやサブディレクトリで別サイトを運用している場合、それぞれのサイトを登録できることがメリットです。URLプレフィックスでサイト所有権を確認する方法は、5種類あります。
今回は「URLプレフィックス」を使った、Webサイトの登録方法を解説します。「プロパティタイプの選択」で「URLプレフィックス」の入力欄に、サーチコンソールで解析したいURLを入力し「続行」ボタンをクリックします。
「URLプレフィックス」での、サイト登録方法の続きです。
URLを入力すると「所有権の確認」という表示に変わり、おすすめの確認方法に「HTMLファイル」、その他の確認方法に「HTMLタグ」「Google Analytics」「Googleタグマネージャー」「ドメイン名プロバイダ」と表示されます。今回はHTMLファイルを使った確認方法と、HTMLタグを使う方法について2つ解説します。このステップではサーバーへのアクセスやソースコードの修正が発生しますので、不明点があればシステムエンジニアやWebサイトの管理者と連携して進めてください。
Googleが推奨する、サーバーに専用のHTMLファイルをアップロードする方法です。所有権の確認画面に出てくる「HTMLファイル」の項目から進めます。
「1.ファイルをダウンロード」というテキスト横にあるダウンロードリンクをクリックして、ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを、登録するURLのサーバーのルート直下にアップロードします。アップロード後、ブラウザからもURLへアクセスできることを確認したら、所有権の確認画面の「確認」ボタンをクリックしてください。
正しく作業が行えていれば、確認ボタンをクリック後に「所有権を確認しました」と表示されます。
2つ目は、登録したいWebサイトのトップページにHTMLタグを埋め込む方法です。
「所有権の確認」画面下部にある、その他の確認方法の「HTMLタグ」を選択します。ソースコードが表示されますので、Webサイトの<head>セクション内(<body>セクションより前)に貼り付けて更新します。その後、所有権の確認画面の「確認」ボタンをクリックしてください。
正しく作業が行えていれば、確認ボタンをクリック後に「所有権を確認しました」と表示されます。
これでサイト所有権の確認ステップは完了です。確認完了後もファイルやタグは削除せず、そのまま残しておいてください。
ここからは、サーチコンソールで解析できるデータや、使用できる主な機能について解説していきます。
「検索パフォーマンス」機能では、Google検索結果でのWebサイトのパフォーマンスについて確認できます。特定のWebページに対して、どのような検索クエリで検索結果に表示されているかや、検索表示からのクリック数などが見られます。
「検索パフォーマンス」内には、「検索結果」「Discover」という2種類の指標があり、分析には主に「検索結果」を利用します。
「検索結果」の画面では、下記の項目が表示されます。
ページ上部▼
ページ下部▼
「URL検査」機能では、Webページに対するGoogleでのインデックスステータスの確認や、クロールの依頼、インデックスに関するエラーの確認等ができます。それぞれの使い方と内容を簡単に解説します。
URL検査機能では、WebページがGoogleにインデックス登録されているか、検索結果の表示に問題がないかを確認することができます。使用方法は次の通りです。
サーチコンソールにログイン後、メニューの「URL検査」をクリックまたは、画面上部のURL入力欄に、調べたいWebページのURLを入力してEnterキーを押します。
URL検査に入力したURLが、Googleの検索結果に表示される条件を満たしているかについて、上部に自動で表示されます。具体的な表示内容は下記のいずれかになります。
なお「Googleに登録されています」は、検索結果に表示される条件を満たしてデータベースに登録されている(インデックスされている)ものの、必ずしも検索で表示されるとは限りません。表示されない要因には、検索順位が非常に低くユーザーに表示されないことや、Googleからのペナルティ、サーチコンソールでページが一時的に削除されているなど、さまざまなことがあります。
インデックスステータスは、あくまでもGoogleのデータベースに登録されているか、検索での表示に問題はないかの確認となります。
「拡張」では、モバイルユーザビリティやパンくずリストなど、URLがインデックス登録される際に検出された拡張機能に関する情報が確認できますが、入力したURLに有効な機能がなかったり、URLがインデックスされていなかったりすると表示されません。
URL検査機能では、ページに変更を加えたときや、新たにインデックス登録したいページに、インデックス登録に関するエラーがないかを確認できます。使用方法は次の通りです。
サーチコンソールにログイン後、メニューの「URL検査」をクリックまたは、画面上部のURL入力欄に、調べたいWebページのURLを入力してEnterキーを押します。
結果が表示されたら「公開URLをテスト」をクリックします。
その後、入力したURLがインデックス登録が可能かのテスト結果が表示されます。
「URLはGoogleに登録できます」と表示されている場合は、インデックス登録をリクエストすることができます。URL検査の結果、エラーがありインデックス登録が不可の場合は、エラーの詳細を確認してください。
URLのインデックス登録を行いたい場合は、公開URLのテストで「URLはGoogleに登録できます」の結果画面から「インデックス登録をリクエスト」ボタンをクリックして、インデックス登録をGoogleにリクエストしましょう。
インデックス登録は、URL検査画面からもリクエスト可能ですが、リクエストした後にエラーが見つかる可能性があります。リクエスト前に「公開URLのテスト」を行っておくことで、事前にページのエラーに気づきやすくなるメリットがあります。
また、既にインデックスされている既存のWebページであっても、ページ内容に追加変更を加えて早期に再クロールを促したい場合などに、公開テスト・URL検査の結果画面から「インデックス登録をリクエスト」をクリックして、クロールを依頼できます。
ただし、インデックス登録のリクエストには1日の上限設定があります。リニューアル後など多数のページでリクエストを送りたい場合は、サイトマップを送信する方法が推奨されています。
Googleサーチコンソールでは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でWebサイトを閲覧する際の指標として「モバイルユーザビリティ」を分析できます。文字やボタンの大きさ、画像サイズ、レスポンシブ対応などの指標を設けており、サーチコンソールで確認できるエラー内容もそれらに沿って表示されます。
「モバイルユーザビリティ」の使用方法は簡単で、メニューの「エクスペリエンス」より「モバイルユーザビリティ」をクリックすることで自動で表示されます。
モバイルユーザビリティはWebページ単位で表され、モバイルフレンドリーが有効であるページ数とエラーページ数、エラー内容を確認できます。
下部にあるエラー内容をクリックすると、詳細や該当URLを確認することができ、「修正を検証」ボタンをクリックすることで、修正後のクロールを促すことも可能です。
モバイルユーザビリティは検索順位の決め手ではありませんが、ユーザーのモバイル端末の利用は年々増えています。2020年に株式会社ジャストシステムが行った、ECのモバイル利用に関するアンケートでは下記の結果が発表されました*1。
さらに、2020年の総務省の『通信利用動向調査』によれば、日本国内で個人のインターネットの利用に最も利用されている端末は、スマートフォンという結果も出ています。
調査結果にもあるように、現在モバイル端末はインターネット利用の主流であり、モバイルユーザビリティの悪さはユーザーの離脱やコンバージョンの低下にも繋がるため、サーチコンソールを使って改善することが重要です。
サーチコンソールの「リンク」機能では、外部リンクや内部リンクを確認できます。SEO対策では「被リンク」と呼ばれる、外部サイトからのリンクも重視されています。被リンクには健全なリンク(ナチュラルリンク)と悪質なリンク(スパムリンク)があるため、リンク機能を使ってこの2種類を分析し、Webサイトの改善に繋げましょう。
まずはリンク機能の使い方を説明します。サーチコンソールのメニュー下部の「リンク」をクリックすると、左に「外部リンク」右に「内部リンク」と別れて結果が表示されます。それぞれの内容は下記の通りです。
左側にある外部リンクには、上から「上位のリンクされているページ」「上位のリンク元サイト」「上位のリンク元テキスト」の3つの項目が並びます。いずれも、クリックすることで詳細が表示されます。
特に使用したい機能は「上位のリンク元サイト」です。上位のリンク元サイトから、健全なリンクと悪質なリンクを確認しましょう。確認方法を説明します。
外部リンクの「上位のリンク元サイト」をクリックして、リンク元のWebページを表示します。
通常はユーザーや関連サイトからのリンクになりやすいので、自社の商品やサービスがどのように紹介されているかを確認し、評価や認識を把握しましょう。
信頼されるWebサイトからの紹介や、口コミ記事の投稿などの被リンクが多く集まることで、Googlleからの評価も高まりやすくなり、ドメイン全体の検索順位が上がるなど良い循環が生まれます。このような健全な外部リンクはナチュラルリンクとも呼ばれます。
「上位のリンク元サイト」をクリックして確認すると、不審なサイトからの大量リンクなど、不自然な外部リンクが見つかるかもしれません。
このような不審なサイトを「スパムサイト」と呼び、Googleが定義しているWebサイトのポリシーに反して、低品質であったり、悪意のあるプログラムを行うページ、無断複製されたページ等のことを指します。
スパムサイトから貼られた「スパムリンク」は、プログラムによって自動で貼られてしまったり、悪意を持って検索順位を引き下げるために貼られることがあります。現在はスパムリンクを貼られても検索順位に影響が出ないように検索アルゴリズムがアップデートされていますが、悪質な被リンクを受けていることで検索順位が上がりづらくなってしまうことも起こり得ます。
不審なリンクが見つかった場合、Googleのツールで否認することもできるので、サーチコンソールで被リンクを定期的にチェックして、悪質なリンクを減らすことも重要です。
Googleサーチコンソールのメニューにある「セキュリティと手動による対策」を確認することで、Webサイトの重要な問題である「ペナルティ」に気づくことができます。Googleのインデックス登録には「手動対策(手動ペナルティ)」と「自動対策(自動ペナルティ)」という2種類のペナルティがあります。それぞれ説明します。
手動対策は、Googleガイドラインに違反しているWebサイトに対して、Googleの担当者が手動で実行するペナルティです。ペナルティを受けたWebサイトは検索順位が下がるか、検索順位から削除されることがあります。手動対策が実施された場合はサーチコンソールに通知が来ますので、早急に対処し、サイトを改善しましょう。手動対策の対象には、このようなWebページがあります。
上記の他に、Googleが提唱する「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」に違反するページもペナルティの対象となります。
一方、自動対策はGoogleのプログラムによって自動的に起こるペナルティです。こちらはサーチコンソール上に通知は来ません。検索順位の急な低下や、アクセス数を確認することで自ら異変に気づき、対策を行う必要があります。
自動対策を受けた原因を特定することは難しいですが、公開しているページにエラーがないかや、順位の下がったページを探る、スパムリンクを受けていないか確認するなど、サーチコンソールの機能を使うことで原因を見つけやすくなります。
このように、サーチコンソールは重大なペナルティの通知を受けたり、改善への手がかりを得たりできるため、Webサイトにぜひ導入したいツールと言えるでしょう。
Googleサーチコンソールは、検索流入しているキーワードや、検索結果の表示順位など「Webページに訪問するまでのユーザーのデータ」を確認できます。その反面「Webページに流入した後のユーザーのデータ」は分析することができません。
サーチコンソールで分析できないデータは下記の通りです
このような、Webページを閲覧するユーザーの集客経路や行動については、Googleアナリティクスというツールを使って分析することができます。GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスの具体的な違いについて、見ていきましょう。
Googleサーチコンソールと同様に、Googleが提供する無料の分析ツールに「Googleアナリティクス」があります。改めてサーチコンソールとアナリティクスで分析できる主要なデータを説明します。
GoogleサーチコンソールではGoogle検索からWebページに訪問するまでのデータ分析と、サイトのインデックスに関する問題解決に使用することができます。
Googleアナリティクスは、Webサイトの流入経路や流入ページ、訪問後のユーザーの行動など、ユーザーがどのようにやってきてどう行動するかを分析するツールです。
このように、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは、分析できる項目に違いがあり、SEO対策のためにはどちらも欠かせません。
今回解説したGoogleサーチコンソールを活用して、Webページの改善にお役立てください。また、Googleアナリティクスはサイト上のユーザーの行動を把握できますが、さらに細かくWebページ単位・コンテンツ単位でWebページの分析や改善を行いたい場合は、ヒートマップ分析を活用しましょう。
3万回のA/Bテストで見えた!「顧客を動かす」訴求メッセージ
些細な表現の違いが、コンバージョンや売上に大きく影響することは少なくありません。顧客視点に立ち、「気の利く提案」や「つまずきケア」となるメッセージ発信が重要となります。この資料では、コンバージョンに影響する「訴求メッセージ」の言葉選びについて解説していきます。
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