3万回のA/Bテストで見えた!「顧客を動かす」訴求メッセージ
些細な表現の違いが、コンバージョンや売上に大きく影響することは少なくありません。顧客視点に立ち、「気の利く提案」や「つまずきケア」となるメッセージ発信が重要となります。この資料では、コンバージョンに影響する「訴求メッセージ」の言葉選びについて解説していきます。
企業のSNS/メルマガの運用については最適な発信時間等、数々の情報が存在しています。今回は一般消費者向けにアンケート調査を実施した結果から、一般消費者のスマートフォン利用シーンから考えるSNS/メルマガの運用について考察します。
スマートフォンの普及に並行して、企業のSNSやメルマガの運用が当たり前の時代になりました。特にコロナ禍の影響でここ2年はオンラインへのシフトが急激に進み、今まで以上にSNSやメルマガが企業にとって重要な一般消費者との接点のひとつとなっています。
これまでもSNSやメルマガの運用において「通勤・通学時間帯となる7:00〜8:00や、1日のうちで一番アクティブユーザーが多い時間帯の20:00〜22:00の発信は成果が上がりやすい」といった情報は存在していました。実際に、各SNS運営企業が出しているデータからもこれらの時間帯はスマートフォンを利用している一般消費者が多く、発信が届きやすくなっています。
しかし、その時間帯に実際に一般消費者の方々がどのようなシーンでスマートフォンを利用しているのかについての情報は世の中にあまり存在していません。
同様の情報を発信した場合でも、利用シーンに応じて一般消費者の受け取り方は異なるため、SNSやメルマガを運用する上で重要なひとつの要素になりえると思います。
利用シーンを把握し、それらを踏まえてSNSやメルマガを発信することで、より成果が上がる運用ができるのではないでしょうか。
そこで、今回一般消費者の方々にスマートフォンを利用しているシーンについて男女計1,000名に調査を行いました。詳しい調査概要は記事末をご覧ください。
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普段のスマートフォンでのインターネット利用シーンについて、聞いてみました。結果は以下の通りです。
「夜の暇な時間」に利用する一般消費者が一番多く約80%でした。他にも「朝、目が覚めてすぐに」「昼食を食べながら/お昼休みに」「寝る前の時間にベッドで」「家で余暇を過ごしている時に」「家で特にすることなく、目的もなくなんとなく」の5つを50%以上の方が利用シーンとして回答しています。一方で、「仕事中や授業中」「友人とのコミュニケーションを取りながら」「お風呂に入りながら」については20%を下回っています。
つまり「特に、ほかに何もすることがない」時間帯を中心に利用している方がほとんどと言って差し支えなさそうです。特に夜の暇な時間から寝る前までに利用している方が多い結果となっています。
では、男女別の利用シーンの内訳はどうでしょうか。スマートフォンの利用シーンについて男女別に回答を分けた結果が以下のグラフです。
男女で比較すると、男性は女性ほど突出した利用シーンはありませんが「通勤・通学の移動時間」「仕事・授業中や仕事・授業の休憩時間」に利用していると回答した割合は男性の方が多くなっています。一方で「家・家の外での余暇を過ごしている時」「家事の合間に」に利用していると回答した割合は女性の方が多くなっています。
以上の結果を踏まえると、男女とも傾向としてはおおよそ同じであるが、利用シーンによっては性別で利用率が異なると言えそうです。
続いて、各年齢別における利用シーンの内訳はどうでしょうか。スマートフォンの利用シーンについて20〜60代の年齢別に回答を分けた結果が以下のグラフです。
各年齢ともに全体の結果と比較すると大きな変化はなく「夜の暇な時間」「朝、目覚めてすぐ」「昼食を食べながら」がやはり中心となっています。特に「夜の暇な時間」や「朝、目が覚めてすぐ」はどの年代においても高い割合です。
一方で、各利用シーンについて年齢別に比較すると、「朝食を食べながら」や「友人等とコミュニケーションを取りながら」、「夕食を食べながら」といったいわゆる「ながら利用」については、年齢に反比例して減少傾向となっています。
年代別に見ると、どうでしょうか。20代は特に「通勤・通学の移動時間や準備時間」「お風呂に入りながら」における利用比率がほかの年代と比較すると大きくなっています。30~40代は多少の差はあるものの、同じような傾向です。また、50~60代はほかの年代と比較すると複数のシーンでの利用は少なくなっています。
ここからは、以上の調査結果を踏まえた考察です。
今回の調査で、朝の時間帯は「目が覚めてすぐ」や「移動時間」にスマートフォンの利用率が高いなど、一般消費者の利用シーンにおける傾向が見えてきました。時間帯だけでなく、「目が覚めてすぐ」や「暇な時間」といった利用シーンを想定したSNSやメルマガの発信をすることで、より成果の上がる運用ができるのではないでしょうか。
例えば、朝の時間帯は「目が覚めてすぐ」「移動時間」が中心となるため細かい情報ではなく、キャッチーな情報の発信。一方で夜の時間帯は「暇な時間」を想定して朝より情報を詳細に発信したりと利用シーンによる発信内容の工夫は一般消費者にとっても有益なものになるのではと思います。
今回の調査結果を男女・年齢別に分析した際もセグメントごとに傾向が見られました。各Webサイトのペルソナの利用シーンに合わせて、SNSやメルマガを発信することでより成果の上がる運用につながるのではないでしょうか。またSNSやメルマガに限らずサイト設計等においても利用シーンを考慮した対策を施すことでよりユーザー目線のサイトに近づいていくと思います。
一方で、利用シーン以外にもサイトの最適化には考慮すべき点が多々あることも事実です。Sprocketではユーザーに合わせた施策を設計していますので、どういった対策・準備をすべきか、ぜひSprocketのコンサルタントにご相談ください。
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