独立して1年。今だから話せる分社・独立の決断の経緯

Sprocketについて

イメージ:ロケットが発射するイメージイラスト

2015年4月で、Sprocket事業を株式会社ゆめみから分社・独立させてちょうど1年が経ちました。独立後の何とも言えないもやもやも、この機会にアウトプットしてみようと思います。

その間に、OEMから自社開発に切り替えたり、既存のお客様に経緯をご説明したり、色々なことを移行する必要があったり、僕自身も余裕がなくあまり情報発信を熱心には行ってきませんでした。

あー、そう書くとちょっとキレイに言いすぎてる。

正直に言うと、僕自身が積極的にブログ書いたりとか外向けに発信する気分にならなかったのです。

それはなぜか。

悩みに悩んだ独立の決断


去年の6月、「Sprocketに専念します!」というブログを投稿してまして、この文章いま見てみるとウソはなにもないんですけど、それなりに率直言おうと書いたつもりでしたが、やっぱり良いように言おうとしてるな~というのがミエミエでちょっとなんか微妙な気分になります。

分社・独立は相当悩みまして、天秤の秤が3つくらいある感じだったんですね。これまで作ってきたゆめみという会社や仲間に対する責任感、Sprocket事業を含めた未来のあり方、そして家族。

何をどうバランスさせるのか、そもそもバランスさせることなのか、バランスなんて無理なんじゃないか、とかとか悩んだわけです。

最終的には自分の生き方の原点ってなんやろうというところで決めたという感じです。やっぱり僕はチャレンジするのが好きなんですね。自分がこれやと思えることに対してチャレンジする生き方というのが原点やなと。

チャレンジすることに対していかにピュアにあれるかということを今回大事に考えた。後々になって、「あ~あのときやっぱりやっとけばよかったな」と思うのはサイテーだなと。

独立は「した」のではなく「させてもらえた」こと


そしてチャレンジすることを大事に考えることを許してもらえた、それに沿って決めさせてもらえたという感じです。

周りの人に「させてもらえた」ということを、うっかりすると自分でも忘れてしまうかもしれず、忘れてしまうととても恩知らずな人間になるので人として忘れちゃダメなんですが、重要なポイントだと思っています。

最初に分社・独立の背中を押してくれたのは株主のVCさんでした。ゆめみがピンチの時から助けてくださっていて、全くお返し出来ていないので、とても申し訳ない気持ちなのですが、その方から背中を押していただきました。

最初に分社・独立の話を頂いた時には正直驚いたのですが、気持ち的にとても大きなプッシュでした。ゆめみを見てくださるようになって相当経ちますし、僕らがしんどい時、混乱している時もいつも応援してくださってきた方です。

たくさんの経営者・会社を見て来られておられますから、僕らがどういう人物で、どういう考えを持っていて、その上で何がいいのかということをこの方なりに考えておっしゃってくださったんだと思うのですが、その方の結論が分社の路線だったというのは大きな意味合いがありました。なんとかSprocketの方でお返しできるようにしなきゃと思っています。

ゆめみ、そして家族の判断


もう1つは共同創業者であり長年相方としてずっとやってきている片岡 俊行です。現在SprocketのCTO中田 稔も含めて3人でずっとやってきて、相当色々ありましたが、関係性がブレイクすることなくここまでやってこれた。

よく「珍しい」と言われたりもしますが、しんどいことも多々あったので、それを一緒に乗り越えてこられたというのは他に代えられない信頼につながっています。片岡がゆめみを引き受けてくれたということもとても大きなことでした。

僕自身は自分の好きなことをやるという路線ですから、片岡をはじめ、ゆめみのメンバーに対して申し訳ない気持ちは少なからずあります。ただ後ろ髪を引かれるという気持ちではなくて、その気持ちを負いつつだからこそSprocketを成長させないといけないといういい意味でのプレッシャーになっています。

そして家族、特に妻ですね。なんでまたリスキーな方に人生振るんやと突っ込まれてもしょうがないんですが、そういうことは一切なく、アンタの好きにしたらええよと言ってくれました。仕事のペースがまた上がってしまうので家族にも苦労をかけることになりますが、これもまた早く脱却しなきゃといういい意味でのプレッシャーになっています。

こんなようなことで、「させてもらえたな」というのが実感です。すごいありがたい状況だと思っています。Sprocket社として成功させることが一番の恩返しだと思って頑張っています。

次に進むことができ、ようやくお礼を伝えられるようになった


・・・ということなんですけれども、一方で単純にお礼という表現にしてしまうのもなんだかとても身勝手な話だなあという感覚が自分自身ありました。その辺が一番のモヤモヤの原因だろうと思います。

僕からすればお礼でしかいいようがないんですが、それを言われた方はどう思うんかなあみたいなのがあったんですね。今回、1年経って、色々といい意味で事業を前に進めることができている実感が出てきて、自分なりにようやくそこに区切りがついてきたかなというのが本投稿になっています。

とはいえ事業としてはいよいよまだまだこれからという、まだそんなステージですから、よりいっそうスピードを上げて頑張っていきます。

ゆめみのときとお客さんの層はほぼ同じではあるとはいえ、ビジネスモデルは異なりますし、事業だけでなく組織文化もせっかくなので色々と新しいチャレンジを実践していっています。

作りたい未来の姿もかなりクリアになってきました。この事業の究極のゴールは、自己実現感の最大化社会の構築です。チャレンジングなテーマがおかげさまでたくさんあって、とても充実した日々を送ることができています。

与えてもらったチャンスを最大限に活かすべく頑張っていきますので引き続き皆様のご指導をよろしくお願い致します。

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