【セミナーレポート】顧客ロイヤルティを高める方法
ロイヤルティの定義から分析方法まで丸わかり
CX改善プラットフォームを提供する株式会社Sprocket(本社:東京都品川区、代表取締役:深田 浩嗣)は、ISラボの渡部弘毅氏をお招きし、オンラインセミナー「ファンづくりのための顧客ロイヤルティマーケティングとは?」を2024年2月15日(木)に開催しました。セミナーの一部を抜粋したレポートをお届けします。
当日は、渡部氏の著書『ファンをつくる顧客体験の科学 「顧客ロイヤルティ」丸わかり読本』の内容をもとに、顧客ロイヤルティの定義や分析方法、ケーススタディについてご解説いただきました。
ロイヤルティの定義
渡部氏は、ロイヤルティを「ブランドや商品に対して、信頼や愛着をもって末永く関係行動し続けたいと思う気持ち」と定義しています。「関係行動」とは、購買行動を含め、店舗来店やイベント参加、情報収集など、企業と顧客との間にある幅広い行動を示します。
ロイヤルティは「経済ロイヤルティ」と「行動ロイヤルティ」、そして「心理ロイヤルティ」の3つからなります。
経済ロイヤルティとは、購買量・頻度によるものです。対局にあるのが心理ロイヤルティで、企業・店舗・商品・スタッフに対する愛着度合いを示します。中間にあるのが行動ロイヤルティで、施策の焦点になりやすいものです。この3つを上げていくことが大切です。
ロイヤルティの分析方法
心理ロイヤルティは重要であるものの、定量化しづらいという課題があります。ロイヤルティを構造化して分析することで、具体的な施策まで落とし込んでいくことが可能となります。
ロイヤルティは、「ロイヤルティ」を最上位に、「ロイヤルティドライバーの満足」と「顧客体験」の3階層で形成されています。
最上位のロイヤルティを定量化する指標としてはNPS(Net Promoter Score)やNRS(Net
Repeater Score)があります。
ロイヤルティドライバーとは、ロイヤルティに影響を与える要因のことです。ロイヤルティドライバーを洗い出し、各ドライバーの満足度を調査します。
さらに、ドライバーごとの顧客体験をネガティブ・ポジティブ体験のチェック式アンケートで確認します。
そうすることで、どのセグメントにはどのドライバーの影響が強いのかが把握でき、ロイヤルティ向上のために注力すべきポイントが見えてきます。
D2Cアパレルブランドのケーススタディ
D2Cアパレルブランドの事例では、計28のロイヤルティドライバーを定義しました。その上で、「ドライバーマッピング分析」を行いました。ドライバーの満足度を横軸に、ドライバーの琴線度を縦軸にとった、各ドライバーをプロットした散布図による分析です。
分析の結果、このD2Cアパレルブランドではnoteによる情報発信に潜在的な強みはあるものの、体験率が低いということがわかりました。さらに深掘りするために「個別ドライバー分析」を行います。これにより、特に注力して向上させるべきスコアを考察します。
このケースでは、noteを閲覧している顧客は満足度が普通以下でもNPSが高いということがわかりました。そこから、「いかにコンテンツを見てもらうか」に注力すべきという判断が下せます。
CX改善プラットフォーム「Sprocket」について
Sprocketは、MA・CDP・BIなどの機能を併せ持つ、複数のプロダクトからなるCX改善プラットフォームです。データから顧客理解を深め、顧客一人ひとりに合わせたコミュニケーションを取ることで、CXの全体最適を実現します。
株式会社Sprocketについて
株式会社Sprocketは、「テクノロジーで、人と企業が高め合う関係を作る」をミッションに、企業のマーケティング活動を支援しています。顧客接点の全体最適化ニーズに応えるプラットフォームとPDCAサイクルを確実に回すための伴走支援をセットで提供することで、企業固有の課題に向き合い、成果創出にコミットします。
名称 | 株式会社Sprocket(英文社名 Sprocket Inc.) |
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設立 | 2014年4月 |
所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田7-24-4 K.U.ビル6階 |
事業内容 | CX改善プラットフォーム「Sprocket」の開発・運用とコンサルティングによる成果創出コミットメントサービスの提供 |
代表者 | 深田 浩嗣(ふかだ こうじ) |
本件に関するお問い合わせ
株式会社Sprocket マーケティングチーム
Tel:03-6420-0079 Email: info@sprocket.bz
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