【セミナーレポート】日比谷花壇の成功事例から学ぶCX改善戦略【Web担当者Forum】
店舗の「良い体験」をヒントに「視点」と「ニーズ」の2軸でコミュニケーションを考える
CX改善プラットフォームを提供する株式会社Sprocket(本社:東京都品川区、代表取締役:深田 浩嗣)は、2023年11月22日に開催された株式会社インプレス Web担当者Forum主催のイベント「Web担当者Forum ミーティング2023 秋」に登壇いたしました。セミナーの一部を抜粋したレポートをお届けします。
なぜCX改善が必要なのか?
企業のオンラインへの参入が加速し、特に集客面での競争が激化しています。消費者の動向もめまぐるしく変化しており、以前の「ユーザー自身が探す」体験から、TikTokのように「サービス側から提供してくれる」体験へと、ユーザーが望む体験も変わってきています。
製品やサービス自体がコモディティ化している中、CX(顧客体験)の改善は他社との差別化につながります。CX改善に取り組むポイントは、次の3つです。
- リアルでの体験からヒントを得る
- PDCAサイクルを回す
- コミュニケーション設計を行う
Webサイトの改善にはさまざまなツールや手法が存在しますが、ツールを導入すれば完了というわけではなく、継続的な改善が求められます。
「店舗の接客をECで再現する」日比谷花壇の取り組み事例
株式会社日比谷花壇では「店舗で店員が行っている気の利いた提案を、ECでも行いたい」という課題がありました。店舗では、店員がお客様の様子を見て、心理を読み解いた上で声かけや接客をしています。同社はSprocketを利用して、店員の接客を再現するような施策を実施しました。
1つは、商品選びをサポートするシナリオです。簡単な質問をしながら顧客に寄り添って適切な商品を提案することで、購入率は108%に向上しました。また、お花にメッセージカードを添えるオプションがあっても、ECサイトでは存在に気付かないことがあります。別のシナリオでは、カートページで「母の日ギフトにプラスαの気持ちを添えてみませんか?」と声かけすることで店員のような気の利いた接客を再現し、購入率が127%に改善しました。
「視点」と「ニーズ」の2つの軸で考える
CX改善の施策を考える際は、「顧客視点か、企業視点か」「顧客にニーズの自覚があるか、自覚がないか」という2つの軸で考えるのが有効です。
ニーズの自覚がないところに企業視点の情報を投げかけるのは、一方的な「売り込み」です。Webサイトではクーポンや新商品などの「売り込み」をしてしまいがちですが、顧客の心理や状態に合わせて、ECサイト内でのつまずきをケアしたり、気の利く提案をしたり、後押ししたりといったコミュニケーションを設計する必要があります。
オンラインで他社と差別化を図るには、CX改善が効果的です。CX改善には、リアル店舗での「良い体験」が参考になります。コミュニケーションを設計する際は、「視点」と「ニーズ」の2軸を意識して、一方的な「売り込み」になっていないか注意が必要です。
継続的にPDCAサイクルを回すことで顧客心理が少しずつ解明され、よりCXが向上するというスパイラルを生むことが可能になります。
CX改善プラットフォーム「Sprocket」について
Sprocketは、MA・CDP・BIなどの機能を併せ持つ、複数のプロダクトからなるCX改善プラットフォームです。データから顧客理解を深め、顧客一人ひとりに合わせたコミュニケーションを取ることで、CXの全体最適を実現します。
株式会社Sprocketについて
株式会社Sprocketは、「テクノロジーで、人と企業が高め合う関係を作る」をミッションに、企業のマーケティング活動を支援しています。顧客接点の全体最適化ニーズに応えるプラットフォームとPDCAサイクルを確実に回すための伴走支援をセットで提供することで、企業固有の課題に向き合い、成果創出にコミットします。
名称 | 株式会社Sprocket(英文社名 Sprocket Inc.) |
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設立 | 2014年4月 |
所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田7-24-4 K.U.ビル6階 |
事業内容 | CX改善プラットフォーム「Sprocket」の開発・運用とコンサルティングによる成果創出コミットメントサービスの提供 |
代表者 | 深田 浩嗣(ふかだ こうじ) |
本件に関するお問い合わせ
株式会社Sprocket マーケティングチーム
Tel:03-6420-0079 Email: info@sprocket.bz
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