クレジットカード系の商品は、ユーザーに商品情報を伝えるのが難しいという課題があり、コンバージョンまでのフリクション(引っかかり)が多いのが特徴です。新規会員、既存会員それぞれに向けた定番シナリオ4選を36ページの資料で詳細にご紹介します。
「マイ・ペイすリボ」の理解を促進し、登録率が最大2.5倍に
クレジットカード、ローン、保証、ギフトカードなどの事業を展開する三井住友カード株式会社。同社は、「決済をはじめとする様々なシーンにおいて心地よい瞬間をお届けすること」をミッションに事業を展開している。(写真:左より徳原 慎氏、一力 祐美子氏)
適切な情報をタイミングよく提示することで、ユーザー体験をプラスに
リボ払いにキャッシング・ローンなど、クレジットカード関連の商品は1つ1つのサービスを正しく説明するためには膨大な情報が必要になる傾向がある。同社でもそれは例外ではなく、「Webサイトの情報量が多く、特にリボ払いの説明ページは内容が難しいので、お客様に必要な情報をもっとわかりやすくお伝えする方法を模索していました」と一力氏は語る。
その課題を感じていた時に、Sprocket社の提案を受けた。「トライアルということで導入しやすい形で提案をいただいたので、まずは試してみよう、ということになりました」と徳原氏。
一力氏は「お客様に対して適切な情報をタイミングよく提示することで、Webサイトの使い勝手を向上し、プラス体験につなげられると感じました」と導入の決め手を振り返る。
Sprocket社ならではのアイデアでシナリオを作成
リボ払いが自動で適用されるサービスである「マイ・ペイすリボ」への登録率を上げるため、興味関心が高いと想定される潜在ユーザーに適切な情報を案内することを目指し、以下のようなシナリオを実施した。
- 「マイ・ペイすリボ」のページの訪問者に商品性・特典を案内し、申し込みを促進する
- リボ関連のキャンペーンへのエントリー完了者に、「マイ・ペイすリボ」の切替えが必要なことを案内
- 「あとからリボ」利用者に毎月手続きが不要となる「マイ・ペイすリボ」への切替えを提案
シナリオは、同社のファイナンス商品を取り扱う所管部とSprocket社の担当者がアイデアを出しながら作成した。「Sprocket社からいただくご提案は、弊社メンバーだけでは思いつかないアイデアがあり、大変参考になりました」と一力氏。
登録率が2.5倍に。キャンペーンのエントリー後の案内がベストタイミング
効果が大きく出たのは、2つ目のシナリオだ。キャンペーンのエントリー者に対して、タイミングよくギフトカードの特典付与の条件として「マイ・ペイすリボ」への登録が必要なことを表示すると、表示しない場合に比べて登録率は2.5倍となった。
徳原氏は「リボ関連のキャンペーンエントリー者はもともとリボ払いに対するハードルが低く、積極的にリボを活用しようというユーザーと想定できます。そのようなユーザーに限定して、『マイ・ペイすリボ』を訴求することで登録率の引上げにつながったと感じています」と効果が上がった要因について分析する。
これまでは、キャンペーンにエントリーしたものの、「マイ・ペイすリボ」への登録で特典があることがわからなかったユーザーが一定数いた。一力氏は「登録率が上がったということは、これまであった機会損失を防ぐことができたということ」と笑顔を見せる。
導入後は、1ヶ月に1回の頻度でミーティングを開催し、Sprocket社の担当者が数値の報告や改善策について提案を行った。「ディスカッションを通して次のアクションプランを立案していきました。ミーティング以外でも、イレギュラーな形で何度も話し合いやお電話で相談させていただき、改善策を実行しました。細かい要望に対しても柔軟、かつ真摯に対応いただき、成果に結びつきました」と一力氏振り返る。
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