プラットフォーム(機能)

「Sprocket」は、サイトの訪問者の行動を分析し、最適なタイミングでポップアップを表示するWeb接客ツールです。ユーザーの行動データを計測することで、Webサイトでユーザーの使いにくさや離脱を生んでいる「フリクションポイント(引っかかり)」を見つけ出し、分析結果をもとに改善プロセスを回す一連の仕組みがすべて備わっています。

行動データの計測

「ページを見る」「スクロールする」「クリック(タップ)する」など。ユーザーがWebサイトで取った行動を「行動データ」として計測できます。Sprocketのあらゆる機能は、この行動データがもとになっています。

取得した行動データは、Webサイトを分析したり、「特定のページを半分スクロールしたとき」のようにシナリオの発動に利用したりすることが可能です。

シナリオ作成

Sprocketには、成果を出すことにこだわった機能がそろっています。「いつ、誰に、どのような」案内をするかという施策をシナリオと呼びます。

シナリオの開始条件

シナリオを開始する条件を、ユーザーの行動データから設定します。例えば「特定のページを半分スクロールしたら」「特定の要素をクリックしたら」などの条件を定めることで、ユーザーが置かれている状況に合わせた接客が可能になります。

セグメント

接客の対象となるユーザーを、来訪回数や使用デバイス、経過時間や来訪元などで細かくセグメントすることができます。オプション機能の「データ連携」を利用すれば、ECサイトの会員データと連携して年齢や住所を使ってセグメントを行うことも可能です。

フェーズ・パターン

図:フェーズはシナリオを実施する期間、パターンは出し分けるパターン数のことです

フェーズはシナリオを実施する期間、パターンは出し分けるパターン数のことです。シナリオの成果は、フェーズ内で統計にもとづいたA/Bテストを行い検証します。例えば「フェーズ1内では、パターン1よりもパターン2のほうがユーザーの離脱が少なく、CVRも高かった」という具合です。クリエイティブを少し変えるだけで大きな差が出ることも少なくありません。

ステップ(ポップアップ)

図:表示するポップアップの内容は、ステップで設定します図:ステップには画面の中央や右下などで表示位置を指定する「カード型」と、特定のボタンやメニューから飛び出すように表示する「吹き出し型」の2種類があります。

表示するポップアップの内容は、ステップで設定します。ステップには画面の中央や右下などで表示位置を指定する「カード型」と、特定のボタンやメニューから飛び出すように表示する「吹き出し型」の2種類があり、テキストや画像、デザインを個別に設定できます。

また、カード型と吹き出し型のどちらもモーダル表示(薄いグレーの背景を出現させてポップアップのみを表示する方法)の設定も可能です。

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シナリオの成果分析

図:シナリオの成果分析1図:シナリオの成果分析2

実施したシナリオは、管理画面内で成果を分析できます。シナリオごとに設定したゴール(KPI/KGI)やステップごとの分析を行うことで、改善プロセスに重要な気付きを得ることができます。

KPI/KGIの数値は、十分なサンプル数があれば統計有意差「高」と表示されるので、信頼性の高い分析を行うことができます。

ユーザー数分析

Webサイトに訪問したユニークユーザーの数を確認できます。ユーザー数は時系列のチャートで表示され、推移および累計数の確認が可能です。期間は自由に指定でき、日/週/月の表示も簡単に切り換えられます。

図:ユーザー数分析

行動データ数分析

Sprocketで設定した行動データの数を、時系列のチャートで確認できます。購入/申し込み完了ページなどの閲覧を行動データに設定していれば、コンバージョン数の推移を追うことも可能です。

Webサイトとユーザーにとって重要なアクションを行動データとして設定することで、どの行動がよく取られているか、順調に伸びているかなどの視点でWebサイトの状況をひと目で確認できます。ユーザー数分析と同様に、期間や日/週/月表示の切り替えも自由に行えます。

図:行動データ数分析

コンバージョン影響度分析

コンバージョンページを登録することで、ユーザーがコンバージョンページに到達するまでのルートから、シナリオの効果が出やすいページを一覧で確認できます。コンバージョンへの影響が高いページからシナリオを当てていく、といった判断に利用します。

そのページにシナリオを配信した場合、十分な統計有意差が出るまでの「必要なUU数」「必要な日数」の目安が表示されるので、施策に取り組む際の優先順位を判断することも可能です。

図:コンバージョン影響度分析

ツリーマップ

ツリーマップとは、Webサイト内にあるどのページがページビュー数が多いのか、コンバージョンに寄与しているのか、離脱しているのかを視覚的に把握できる表示形式です。「どのページから施策を行うか」という優先順位を決める場合にも役立ちます。

ヒートマップ(β版)

Webサイトのユーザーの滞在時間と場所(アテンション)やスクロール行動を可視化する機能です。コンバージョンしたユーザーとそうでないユーザーなどのセグメント別のヒートマップ表示が可能で、コンバージョンに寄与するコンテンツや、寄与しない離脱ポイントなどを把握することができます。

イメージ:ヒートマップ

社内検討にSprocketの主要な分析機能を把握できる資料もございます。

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リアルタイム取り込み(データ連携)

誕生日や保有ポイント数、ECサイトの購入金額、回数など、JavaScriptのデータ形式で埋め込み、リアルタイムに情報をSprocketへ取り込むことができます。

通常の訪問回数や来訪元に加えて、居住地や性別、年齢、誕生日、購入金額などのデータを活用することで、対象ユーザーの精度が高くなり、より幅の広い効果的なシナリオを実施することが可能です。

図:リアルタイム取り込み(データ連携)

外部サービス連携

Sprocketは、多様な外部サービスと連携が可能です。アクセス解析ツールやCDP(Customer Data Platform)などとデータを連携することで、より高度なシナリオを実現できるようになります。

外部サービス連携の詳細はこちら

図:外部サービス連携

カスタマイズでの利用

図:カスタマイズでの利用

標準機能以外の動作は、カスタマイズ開発で対応可能です。Sprocketは、必要に応じてカスタマイズしやすい柔軟な仕組みを採用しているため、独自に開発を行うよりもスピーディーかつ低コストで目的の機能を実現できます。

例えば、標準機能では送信できない行動データのカスタム送信を行ったり、ポップアップのベースデザインをブランドやコーポレートデザインに合わせて統一したりすることが可能です。

シナリオによっては、SPA(Single Page Application)やCookieの仕様など、ページのURLだけでは条件を判定できなかったり、他社ツールと連携を行ったりなど、複雑な実装となることがあります。そのようなときも、ご相談いただければ設定を代行し、目的の機能を実現いたします。

アプリとWebを横断した接客を実現する「Sprocket App」

アプリを利用しているユーザーの行動データをリアルタイムに分析し、ユーザー1人ひとりにとって最適なアプリ内メッセージを配信できます。Sprocket Appを活用すると、ネイティブアプリとWebサイトを横断してカスタマージャーニーマップに沿った接客シナリオが実現可能です。マルチステップ型のポップアップを利用することで、選択肢を分岐させたり、アプリ内機能の使い方を順番に説明したりといったストーリー性のある接客も行えます。

デバイスを横断した接客の例

コンバージョン改善の追加施策を実現する「Sprocket CRO Plus」シリーズ

コンバージョン率改善の追加施策を、オプション機能「Sprocket CRO Plus」として提供します。

EFO

入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)により、途中離脱の原因となる入力項目のわかりづらさや入力完了後のエラーを減らすことで途中離脱を最小化します。

Attention

ブラウザバックやページ滞在時間、スクロールの動きなどをサイト上の離脱行動として検知し、適切なタイミングでポップアップを表示することにより離脱を抑制します。

Offer

ユーザーのページ上の各種行動から「購入の迷い」を検知して、迷っているユーザーだけにクーポンなどのオファーを表示して購入を後押しします。

アンケート

ユーザーの属性やサイト内行動をもとに、最適な場所やタイミングでアンケートが行える機能です。

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