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株式会社J&J事業創造様導入事例

株式会社J&J事業創造 カード推進本部 営業企画部 マネージャー藤塚学氏

株式会社J&J事業創造 カード推進本部 営業企画部 マネージャー藤塚学氏

株式会社J&J事業創造は、株式会社ジェイティービー(以下「JTB」)と株式会社ジェーシービー(以下「JCB」)が、それぞれの会社の事業に貢献することを目的として共同で設立した会社だ。

同社のJTB旅カードのWebサイトでは、2014年11月よりSprocket Advanceを導入している。今回は、カード推進本部 営業企画部 マネージャー藤塚学氏にお話をうかがった。

藤塚さんのお仕事の内容、ゴールについて教えて下さい。

藤塚氏:私の担当業務はクレジットカード機能付きのJTB旅カードの利用促進です。JTB旅カードは、使うとJTBトラベルポイントが貯まりますが、このポイントはJTBの旅行の支払いに使えますので、JTB旅カードに慣れ親しんでもらってポイントを貯め、次に旅に行く時にJTBを選んでもらうことを目指しています。


WebサイトにSprocket Advanceを導入した経緯について教えて下さい。

藤塚氏:JTB旅カード会員様との接点は、月に1回送付するカード利用明細書に同封する媒体誌が中心でした。カードのサービス内容や各種キャンペーンをWebサイトに掲載しているので、日常的にWebサイトに来てもらい情報を見てもらいたい、カードのことをよくわかってもらいたいという課題がありました。

メールマガジンを活用して告知を行っていましたが、お客様が自らサイトに訪れる仕掛けが欲しいと思っていました。

そんな時に、セミナーで知ったSprocketさんから提案を受けて、ゲーミフィケーションの考え方を知りました。ゲームを楽しみながら、間接的にJTB旅カードを知ってもらう、キャンペーンに参加するというのは、自然な形でゴールを達成できるということで導入を決定しました。


提案後、すぐに導入決定となったのですか?

藤塚氏:「JTB旅カードをもっと知ってもらう」というゴールに対するソリューションとして、試行錯誤しながら議論を進めました。

「JTB旅カードをもっと知ってもらう」ということでクイズというソリューションがありましたが、もっと気楽にサイトを訪れて欲しいと思い、まずはゲームで遊んでもらう、次のステップでクイズに参加してもらい、正解するともう1回ゲームができるという仕組みにしました。ゲームに参加して得点が貯まるとJTBトラベルポイントプレゼントの抽選に参加できます。

Webサイトに来れば得点が貯まるからまた明日も来よう、という導線を狙いました。弊社の課題を伝えてSprocket側から提案をいただき、それをたたき台にしながら、最終的な形にしました。

議論する中では、「JTB旅カードの理解促進」「利用頻度向上」というゴールがぶれないように、常にその2つを出発点として施策を考えました。

Sprocket榎原:私がプロデューサーとして導入の提案をしましたが、最初はゲームに寄りすぎてしまって、ゲーミフィケーションの考え方とずれてしまったので、深田と一緒に説明をさせていただきました。それによりゲーミフィケーションの概念をきちんと理解していただいたので、その後は順調に話が進み、とてもよかったです。


ゲーミフィケーションの考え方をどのように理解されましたか?

藤塚氏:ゲームは目的を達成するためのツールであって、その先が大事だということがわかりました。ゲームをきっかけにサイトに来てもらい、「クイズで勉強して終わり」ではなく、サイトのコンテンツそのものが興味深いものでないと意味が無いということですね。ただゲームがあるだけでは、続かないので有効なキャンペーンを用意する、サイトの見せ方を工夫するというベースがあって、来訪をサポートしてくれるものがゲーミフィケーションであると理解しました。


導入したSprocketの仕組みについて、具体的に教えて下さい。

藤塚氏:サイトに来ていただくと、「JTBトラベルポイントワールド」というゲームのアイコンが表示され、クリックするだけで簡単なゲームが始まります。ゲームの内容はシンプルで、乗り物として飛行機・船・気球のいずれかを選んでもらうと、ルーレットで行き先が決まって、得点がもらえます。

ゲームの内容は、旅行好きのお客様を意識して、世界の何かをみつけようをテーマにしています。今は、「世界の石を見つけよう」というテーマですが、行き先が表示されると、その国の石に関連する写真が表示されます。この写真はWebサイトの投稿コーナーで会員様に投稿していただいたもので、○○様の投稿というように記載しています。

ゲームの後にクイズ画面になります。クイズはJTB旅カードの入会初期の人に向けた初級レベルのクイズで、ポイント還元率やキャンペーンの名前を当てるものなどを用意しています。クイズの中に「ヒント」が表示されるので、クリックすると答えが記載されているページに移動します。キャンペーンに興味がなくても、クイズの解答ためにキャンペーンのページを見るので結果的に情報をインプットできます。

クイズに正解すると、先ほどと同じ流れでゲームができて、もう一度点数を獲得できます。このセットを1日1回できるようにしています。得点が100点以上になると、JTBの旅行に使えるJTBトラベルポイントの抽選に参加できます。


ゲーム→クイズ→ゲームの流れで得点を貯められる
ゲーム→クイズ→ゲームの流れで得点を貯められる

クイズに正解すると、先ほどと同じ流れでゲームができて、もう一度点数を獲得できます。このセットを1日1回できるようにしています。得点が100点以上になると、JTBの旅行に使えるJTBトラベルポイントの抽選に参加できます。


導入した効果はいかがでしょうか。

藤塚氏:開始以来多くの会員様に参加いただいていますが、参加していない方に比べて、ログイン回数が20倍多くなっています。

この効果には驚きました。もともとロイヤリティの高い方がゲームに参加したのかと思って、始める前と後を比べてみたところ、数倍高くなっており、ログイン回数が飛躍的に増えたことを数値で実証でき、施策の効果を感じています。

ある程度の効果は予想していましたが、定量的な数字を見て「いける!」という実感を得られました。


20倍はすごいですね。ユーザの理解促進というところではいかがでしょうか。

藤塚氏:訪問回数、ページビュー数もゲームの参加者は、不参加の方と比べて4−5倍になっています。多くのページをご覧になっているということはそれだけ理解促進につながっていると解釈しています。

人によって訪問頻度は異なりますが、「JTBトラベルポイントワールド」というゲームがあるという認識が定着すれば良いかなと思います。


ユーザからの反応はいかがでしょうか?

藤塚氏:サイト上に会員様が投稿できるコーナーがあるのですが、ある女性の会員様から「毎朝、新聞を開くようにゲームを楽しんでいます」というコメントがあり、非常にうれしかったですね。JTB旅カードのことが好きな会員様が日常的にゲームを楽しまれている、使っていただいているということが伝わってきました。また、ゲームを楽しみにされている方が多数いらっしゃるのだということを実感して、中途半端なことはできないと身が引き締まる思いでした。


JTBトラベルポイント交換の抽選はどれくらいの方が参加されていますか?

藤塚氏:いろいろありますが、JTB旅カードの理解を促す、より使ってもらうという目的に対して、これまでは紙の媒体誌やメルマガなどプッシュ型の告知が中心でしたが、お客様自らサイトに訪れていただけるようになったことが大きな成果であると思っています。

ゲームの参加者は、キャンペーンの参加率も非参加者に比べて高くなっていますので、カードの利用促進策という点でも成功しています。


社内の評価はどうでしょうか?

藤塚氏:評判は上々です。シンプルなところがいいと言われています。ボタンを押すだけでゲームを始められて、乗り物を選択するだけのシンプルなところが長続きする理由だと思っています。


想定以上の効果が数値に表れて驚いていますと藤塚氏

想定以上の効果が数値に表れて驚いていますと藤塚氏


どんなゲームなら持続的なのか、ということはよく考えました。難易度の高いゲームは満足度は高いかもしれませんが、飽きてしまうリスクもあり、また興味を持っていただけない可能性があります。限られたリソースの中で、お客様すべてをターゲットにして届けるには、シンプルな仕組みが効果的だったと思います。


その他によかったと感じることは?

藤塚氏:Sprocketさんの提案力ですね。私たちはやりたいと思うことが漠然とありますが、それに対してストーリーを作ってソリューションとして提案してくれる。ニーズを捕捉する力に長けている人が多いですね。

プロダクトアウトではなく、マーケットインというのでしょうか、ユーザのニーズや要望にあわせて提案いただけたのが良かったです。


今後、どんなことをやっていきたいですか?

藤塚氏:お客様により便利に使っていただけるように発展させたいです。「JTBトラベルポイントワールド」は、JTB旅カードの世界に来てもらうためのきっかけづくりなので、その先のコンテンツを充実させることも大事ですよね。


Sprocketにはどんなことを期待しますか?

藤塚氏:あらゆる施策にはPDCAが必要であると思っています。ただ、お客様にFunを提供するにはロジカルなアプローチに加え、感性に訴えるプロモーションが重要です。それはSprocketさんの得意分野であり、これからもお手伝いいただきたいです。