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「精緻な数値分析がWeb接客の効果を上げる」宮田 和樹 プロデューサーインタビューvol.4

2018/01/15 8:00:00

Sprocketにおいて「プロデューサー」は、クライアントの課題を整理し、その解決のためのWeb接客のシナリオを作成、運用、改善を行う役割を担う。プロデューサーの手腕がWeb接客の成功を左右するといっても過言ではない。

 

このシリーズでは、プロデューサーを紹介していく。

 

4回目は、宮田 和樹。

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Yahoo! JAPANのトップページを改善した実績

 ヤフー、マイクロソフト、デジタルリバーなどの経験を経て、2017年5月よりSprocketにジョインした宮田。

 

ヤフーでは、日本でもっともアクセスが多いといわれるYahoo! JAPANのトップページの企画を担当。日本のヤフーで初めてABテストに基づいたページの改善を行った。

 

「 JAPANのトップページを担当できたのは、恵まれていたと思います。ヤフーでは、細かい部分を含めて定期的にリニューアルをしましたが、仮説をたてて一部ユーザで検証を行い、各サービスへの影響を試算してから展開するようにしました。とにかくユーザ数が大きかったので、ほんの数パーセントのユーザに新しいレイアウトを見せて効果を見るだけで、十分な検証結果を得ることができました。」(宮田)

 

マイクロソフトではMSNのトップページを担当しており、同様にサイト改善を行っていた。MSNのトップページのリニューアルでは、ABテストの手法を応用して、ユーザが新旧レイアウトのどちらを使うかを自由に使える期間を設定した。日本は使い慣れたレイアウトが変わることを望まないユーザの割合が他国と比べて多く、この対策が課題となっていたが、ユーザが新しいレイアウトの良さを十分に理解してから行ったリニューアルは、多くのユーザの支持につながった。

 

ECプラットフォームを展開するデジタルリバーでは、大手クライアントに対し大規模サイトの支援を行っていた。支援したサイトの1つであるMicrosoft Storeは、マイクロソフトの公式ECサイトだ。商品カテゴリごとに異なるユーザに対して、細やかな対応が求められたが、ABテストでも、的確な仮説を立て、効果的な検証することが求められた。統計有意性などもみながら、検証結果の評価もより慎重に行ってきた。

 

 これまで、大規模サイトのコンバージョン改善に取り組んできた宮田。Sprocketでいうところのクライアントの立場にあたるが、担当者だけでデジタルマーケティングの施策に対応するのは難しく、相談できるプロフェッショナルが必要だと感じていたという。Sprocketのプロデューサーはその役割も担う。

 

コンバージョン改善をさらにつきつめたい

 宮田がSprocketに入社したきっかけは、転職サイト上で深田に声をかけられことだった。事業内容に興味を持ち面接を受けた。数回面接をしたが、長いときでは数時間かけて話をしたという。

 

「人を採用する、という以前に、すごく人に興味があるのだなと思いました。深田さんが人への好奇心、探究心が強く、それに共感している人が集まっている会社だと感じました」(宮田)

 

入社を決めた理由がAI機能のAutosegmentがリリースされたことだった。

 

「面接ではAIについても説明を受けました。AIを使った具体的な取り組みがあることにひかれました」(宮田)

 

もちろん、これまでの実績や経験が活かせると感じたことも動機になった。

 

「長くコンバージョン改善に取り組んできたので、継続してやっていきたいと思いました。これまでは、自社サービス、あるいはクライアント企業1社のみをがっつり担当する形でしたが、Sprocketではいろいろな業種、業態のクライアント企業をまたいで担当できるので、より多くの知見がたまりそうです」(宮田)

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素早い改善サイクルで、プロジェクトをドライブさせたい

 Sprocketでは、すでにコメ兵様などの案件を担当しており、成果が出ている。

 

「Sprocketは、コンパクトな改善サイクルを早く回していきますが、部分最適ではなく、全体的な視点からデータを解釈して、最適化していく必要があります。クライアントも早い改善サイクルを期待しているので、これまでの経験を活かして、データを精緻に分析してプロジェクトをドライブしていきたいです。

 

シナリオについては、声をかけるタイミング、コピー、誘導先などによって、ユーザの動きが変わることを実感しています。Sprocketにはすでにいろいろな業種のクライアントでのノウハウがあるので、まずはそれを参考に成果の出せるシナリオを展開していきたいです」(宮田)

 

なお、業務外の活動として、東京外国語大学や青山学院大学で、非常勤講師の仕事もしている。

 

「情報社会論をテーマに教鞭をとっています。人に教えようと思うと、自分もさらに学習するのでよい刺激になっています。また、今の学生がスマホやインターネットをどのように使っているのかを知ることもできるのも、これからの業務に役立ちそうです」(宮田)

 

Sprocketの今後については、AIを活用したサービスなども含めて大いに期待をしているという。

 

「まずは、いろいろな形でデータを蓄積して学んでいくことで、Web接客に応用していくことができそうです。ポップアップで表示するだけでなく、音声ガイドの仕組みなどにも適用できそうなので、いろいろな可能性を一緒に考えて、テクノロジー企業としても存在感を出せるようにしていきたいです」(宮田)

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 宮田 和樹(みやた・かずき)

出身地:愛知県

好きな本:ブルース・チャトウィン『ソングライン』

Web接客とは:ストーリーとデータが交わるところ 

 

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Topics: インタビュー, プロデューサー